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源氏物語の現代語訳

1 :名無しさん@1周年:2000/08/23(水) 22:26
「あさきゆめみし」くらいでしか通して読んだことありません。
ちゃんと読みたいのだけれど、だれの訳がお勧めですか?
ちなみに、田辺聖子版は下品すぎて橋本治版は軽過ぎて読めませんでした。
氷室冴子、挑戦してくれないかなー。

2 :名無しさん@1周年:2000/08/24(木) 00:54
fd

3 :>1:2000/08/24(木) 01:48
だったらもう角川文庫の与謝野晶子。

4 :1 :2000/08/26(土) 12:38
与謝野晶子って私にとっては古典の人なんです。
ごめんなさい。

文学のところで聞いてみます。

5 :名無しさん :2000/08/26(土) 22:57
>1
文体に軽いところがあっても、
内容が「軽い」とは思えませんよ、橋本治は。
「双調平家」とあわせて読めば、
現代語訳よりも彼が読者に何を伝えようとしているかが
分かるのでは。

6 :名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 16:56
谷崎

7 :名無しさん@1周年 :2000/09/11(月) 01:47
田辺聖子は下品過ぎ? そうかなあ〜
1番さらっとは読めるけど。
 下品といえば、瀬戸内寂聴のだけど。
あれはあれで、女君の語りって感じでよかったけど。

8 :名無しさん@1周年 :2000/09/12(火) 09:52
http://mentai.2ch.net/kobun/index2.html#7

9 :名無しさん@1周年 :2000/09/14(木) 21:43
http://www.sainet.or.jp/~eshibuya/
ここに現代語訳あるよ。原文も。


10 :名無しさん@1周年 :2000/09/15(金) 16:43
谷崎しかない

11 :名無しさん@1周年 :2000/10/01(日) 22:12
んー。原文が一番いいんですけど。


12 :う〜〜〜 :2000/10/06(金) 15:33
>11
同感です〜特に宇治十帖

13 :1です :2000/10/11(水) 23:16
結局、円地文子訳にしました。
何人かの文章を比べてみて、一番しっくりきましたので。
今、若紫の途中です。

みなさんどうもありがとうございました。

14 :名無し物語 :2000/10/21(土) 16:44
>10

谷崎訳といっても三通りあるよ。どの谷崎?

15 :名無しさん@1周年:2000/12/02(土) 14:09
橋本治軽いですか・・・

16 :名無しさん@1周年:2000/12/05(火) 08:56
雰囲気だけ軽くて内容は一番重いと思うがな

17 :名無しさん@1周年:2000/12/05(火) 10:55
円地版が一番自然でいいと思う。

18 :名無しさん@1周年:2000/12/05(火) 11:04
1 : 源氏物語の現代語訳 (17)  2 : 好きな歌人は誰? (10)  3 : 『源氏物語』、あなたはどの女君が好き? (67)  4 : 沙石集と捜神記の参考書 (4)  5 : 戦前の日本語 (5)  6 : 古事記の「ホト」 (46)  7 : 古典の翻訳について (15)  8 : 子曰く、 (9)  9 : 漢文と現代中国語 (6)  10 : 平安時代のエッチ (12)  11 : 岩波文庫と金谷治 (13)  12 : 仙人も雲から落ちる (29)  13 : 短歌作ってください! (6)  14 : 『五瓣無情』って?? (6)  15 : ☆☆☆☆2チャンねラ−に会った☆☆☆☆ (4)  16 : 予備校古文講師列伝 (47)  17 : 受験生のバイブル・マドンナ古文 (6)  18 : 新勅撰和歌集 (14)  19 : 見渡せば、○○も○○○もなかりけり。 (29)  20 : 臥薪嘗胆 (2)  21 : 古典文学研究の役割。 (2)   22 : お気に入りの和歌はありますか? (61)   23 : 論語の子罕 (9)   24 : 最悪だ・・、古文全然わかんない・・。 (25)   25 : 格助詞と形容動詞 (14)   26 : 論語スレッド (32)   27 : ■三国志を漢文で読みたい! (39)   28 : ヤンキ―古文いまだ健在???吉野敬介 (19)   29 : 朝鮮半島とベトナムの漢文学について (5)   30 : 泉式部の淫乱ぶりについて (16)   31 : 自由が丘近辺でかるた競技の会のようなものはありますか? (3)   32 : 古典文学で一番偉い先生は誰ですか (4)   33 : 標準古文単語 (4)   34 : 古文・漢文の宿題、うけたまります (2)   35 : 漢詩がなんとなく好き。 (56)   36 : なんでも雑談・スレたてる程でもない事 (46)   37 : 日本の漢詩人、皆さんは誰をご推奨? (20)   38 : 無名抄の現代語訳 (3)   39 : 殺殺殺殺殺殺殺 (6)   40 : 公家専用弐周波板 (20)   41 : だれかたすけて (11)   42 : 古文の勉教法 (35)   43 : 句題和歌ってなんですか? (3)   44 : 古文漢文の参考書でとにかくいい本を教えて下さい (6)   45 : 古事記の八咫烏について (10)   46 : 古書店スレッド (15)   47 : 平安時代の古文が読めない (14)   48 : なぜ古文を学ぶのですか? (19)   49 : 方丈記について (14)   50 : スレは何個連続で立てられるかテスト1(1)   51 :  活用形の覚え方  (5)   52 : 日本史物語と漢文学の楽しみ方(1)   53 : 日本の古典をマンガにしたものでおすすめは? (4)   54 : 我今から学ぶ(1)   55 : 「鐵扇會に宛てられた、元日本兵からの肉筆の手紙」(1)   56 : あ(2) 2:あ (2)   57 : 乃木大将 (21)   58 : 意訳してください (2)   59 : ―センターを受ける前にここは覚えとけ★古典― (15)   60 : ゆく川の流れは絶えずして・・・ (9)   61 : かぶら男 (4)   62 : 源氏研究 (22)   63 : 二千円札 (22)   64 : 漢文にカ変がない理由 (10)   65 : 『新潮日本古典集成』っていいよね (4)   66 : 渡辺信一郎って知ってます? (2)   67 : これは意外と面白い (52)   68 : 予備校漢文講師列伝 (47)   69 : ※※「野猿」出典は白氏文集☆☆ (13)   70 : むずが否定じゃないとはどういうこと? (2)   71 : 古文の文法について教えて下さい (8)   72 : 「北瓜」って読めますか? (6)   73 : 哲学としての易経を語ろう (11)   74 : 移転しました (2)   75 : 追号「香淳皇后」出典は懐風藻 (25)   76 : 中国の漢詩人・張継 (4)   77 : 竹取物語 (17)   78 : アシタカせっき (3)   79 : 金谷治先生ってどんな人?(1)   80 : テスト(1)   81 : ★理系向けの東大対策古文・漢文勉強法★ (6)   82 : 奥の細道と不易流行 (13)   83 : 女流文学って言い方。変です。 (20)   84 : 水は命を生み、土は命を育て、風は・・ (13)   85 : 出席簿(今日の重大事件) (22)   86 : 始皇帝について(1)   87 : 巳年と琵琶の関連性を教えて!! (2)   88 : 2000年センター試験漢文(41)   89 : この板、もっと人気出ますように。(63)   90 : 平家物語 現代語訳(2)   91 : 「かんかんのう」の歌詞と原文・和訳などを教えてください。(7)   92 : 可能性的漢字魔来襲 有也無也(15)   93 : 和歌や漢詩(7)   94 : 旧かな旧漢字は伝統的でしょうか(10)   95 : 有坂誠人先生の消息(6)   96 : センター試験の古文(16)   97 : 古文・漢文の上達法を教えて(6)   98 : 江戸時代の古文@入試問題(9)   99 : 勝手に詠む。(27)   100 : 上代特殊仮名遣スレ(9)


19 :名無しさん@1周年:2000/12/05(火) 11:04
1 : 源氏物語の現代語訳 (17)  2 : 好きな歌人は誰? (10)  3 : 『源氏物語』、あなたはどの女君が好き? (67)  4 : 沙石集と捜神記の参考書 (4)  5 : 戦前の日本語 (5)  6 : 古事記の「ホト」 (46)  7 : 古典の翻訳について (15)  8 : 子曰く、 (9)  9 : 漢文と現代中国語 (6)  10 : 平安時代のエッチ (12)  11 : 岩波文庫と金谷治 (13)  12 : 仙人も雲から落ちる (29)  13 : 短歌作ってください! (6)  14 : 『五瓣無情』って?? (6)  15 : ☆☆☆☆2チャンねラ−に会った☆☆☆☆ (4)  16 : 予備校古文講師列伝 (47)  17 : 受験生のバイブル・マドンナ古文 (6)  18 : 新勅撰和歌集 (14)  19 : 見渡せば、○○も○○○もなかりけり。 (29)  20 : 臥薪嘗胆 (2)  21 : 古典文学研究の役割。 (2)   22 : お気に入りの和歌はありますか? (61)   23 : 論語の子罕 (9)   24 : 最悪だ・・、古文全然わかんない・・。 (25)   25 : 格助詞と形容動詞 (14)   26 : 論語スレッド (32)   27 : ■三国志を漢文で読みたい! (39)   28 : ヤンキ―古文いまだ健在???吉野敬介 (19)   29 : 朝鮮半島とベトナムの漢文学について (5)   30 : 泉式部の淫乱ぶりについて (16)   31 : 自由が丘近辺でかるた競技の会のようなものはありますか? (3)   32 : 古典文学で一番偉い先生は誰ですか (4)   33 : 標準古文単語 (4)   34 : 古文・漢文の宿題、うけたまります (2)   35 : 漢詩がなんとなく好き。 (56)   36 : なんでも雑談・スレたてる程でもない事 (46)   37 : 日本の漢詩人、皆さんは誰をご推奨? (20)   38 : 無名抄の現代語訳 (3)   39 : 殺殺殺殺殺殺殺 (6)   40 : 公家専用弐周波板 (20)   41 : だれかたすけて (11)   42 : 古文の勉教法 (35)   43 : 句題和歌ってなんですか? (3)   44 : 古文漢文の参考書でとにかくいい本を教えて下さい (6)   45 : 古事記の八咫烏について (10)   46 : 古書店スレッド (15)   47 : 平安時代の古文が読めない (14)   48 : なぜ古文を学ぶのですか? (19)   49 : 方丈記について (14)   50 : スレは何個連続で立てられるかテスト1(1)   51 :  活用形の覚え方  (5)   52 : 日本史物語と漢文学の楽しみ方(1)   53 : 日本の古典をマンガにしたものでおすすめは? (4)   54 : 我今から学ぶ(1)   55 : 「鐵扇會に宛てられた、元日本兵からの肉筆の手紙」(1)   56 : あ(2) 2:あ (2)   57 : 乃木大将 (21)   58 : 意訳してください (2)   59 : ―センターを受ける前にここは覚えとけ★古典― (15)   60 : ゆく川の流れは絶えずして・・・ (9)   61 : かぶら男 (4)   62 : 源氏研究 (22)   63 : 二千円札 (22)   64 : 漢文にカ変がない理由 (10)   65 : 『新潮日本古典集成』っていいよね (4)   66 : 渡辺信一郎って知ってます? (2)   67 : これは意外と面白い (52)   68 : 予備校漢文講師列伝 (47)   69 : ※※「野猿」出典は白氏文集☆☆ (13)   70 : むずが否定じゃないとはどういうこと? (2)   71 : 古文の文法について教えて下さい (8)   72 : 「北瓜」って読めますか? (6)   73 : 哲学としての易経を語ろう (11)   74 : 移転しました (2)   75 : 追号「香淳皇后」出典は懐風藻 (25)   76 : 中国の漢詩人・張継 (4)   77 : 竹取物語 (17)   78 : アシタカせっき (3)   79 : 金谷治先生ってどんな人?(1)   80 : テスト(1)   81 : ★理系向けの東大対策古文・漢文勉強法★ (6)   82 : 奥の細道と不易流行 (13)   83 : 女流文学って言い方。変です。 (20)   84 : 水は命を生み、土は命を育て、風は・・ (13)   85 : 出席簿(今日の重大事件) (22)   86 : 始皇帝について(1)   87 : 巳年と琵琶の関連性を教えて!! (2)   88 : 2000年センター試験漢文(41)   89 : この板、もっと人気出ますように。(63)   90 : 平家物語 現代語訳(2)   91 : 「かんかんのう」の歌詞と原文・和訳などを教えてください。(7)   92 : 可能性的漢字魔来襲 有也無也(15)   93 : 和歌や漢詩(7)   94 : 旧かな旧漢字は伝統的でしょうか(10)   95 : 有坂誠人先生の消息(6)   96 : センター試験の古文(16)   97 : 古文・漢文の上達法を教えて(6)   98 : 江戸時代の古文@入試問題(9)   99 : 勝手に詠む。(27)   100 : 上代特殊仮名遣スレ(9)

20 :名無しさん@1周年:2001/04/09(月) 22:20
あげ

21 :名無しさん@1周年:2001/04/22(日) 18:58
昔、舟橋聖一も、訳していたような。

22 :名無しさん@1周年:2001/06/03(日) 07:29
円地文子訳よんでますあげ。

23 :名無しさん@1周年:2001/06/26(火) 13:57
age

24 :名無氏物語:2001/07/07(土) 14:48
>>21
舟橋聖一訳は、6年ほど前に祥伝社ノン・ポシェットから文庫化され上下2巻で出ていました。
これは、源氏物語のいわゆる第1部と第2部のみで、宇治十帖を含む第3部はありません。
登場人物の心情や背景などかなり本文中に補って書かれており、
また、登場人物の名前も後世の読者が付けたあだ名で呼ばれているため、
読み易さ、分かり易さという点では現代語訳の中ではかなり上位に来るかもしれまん。
ただし、文体がわりと砕けていて、原文の奥ゆかしい雰囲気がそうとうが損なわれているのと、
訳者の主観が強く押し出されている箇所がたまに目につき、作品の重層的な深さが欠けて
しまっているのが大きな欠点です。また、ところどころ出てくる、ファンだのシルエットだの
といったカタカナ言葉が著しく雰囲気を害してしまっています。
源氏物語をとりあえず一通り知りたい、という目的にはいいでしょう。

25 :24:2001/07/07(土) 15:00
引き続き。
あまり源氏に馴染みの無い最近の人が最初に何を読むのが良いかというと、
私の考えでは、円地文子訳か瀬戸内訳がいいのではないかと思います。
円地訳は、もちろん新潮文庫からでている全5巻の方で、
集英社文庫「わたしの古典シリーズ」全3巻の方ではありません。
田辺さんのは、源氏を素材にした小説なので、最初に読むにはお勧めしません。
三度目の谷崎訳は、ついていける人にはお勧めですが、ちょっと最近では難しいかも。

まず、円地訳あたりで入門して、その後に原文に手を出すも良し、
窯変に手を出すも良し、あさきゆめみしに手を出すのも良いのではないかと思います。

26 :24:2001/07/07(土) 15:08
さらに。
珍しいところでは、

中井和子 『現代京ことば訳 源氏物語』 全三巻
大修館書店 1991年6月1日初版発行

という、たいへん面白い試みをしたものがあります。
残念ながら、私には現代京ことばは原文と同じ程度に難しいので、
どなたか綺麗な声の女優さんが朗読したCDが出ると良いのにと思っています。

こんな感じの訳です。

  …   何やら所在がのうて、物思いにばかり沈んどいやすけど、ちょっとした
御忍び歩きも面倒にお思いやして、出かけようとも思い立たれず、姫君が、何事につ
けても申し分のうすっかり成長されて、ほんまに結構におみえやすし、それに不似合
いでもおへん年ごろともお見えやすので、それとのう気を引くようなことなど、折々
は試しにほのめかしたりもおしやすけど、いっこうにお分かりにならへん御様子どす。

27 :24:2001/07/07(土) 15:13
それぞれの現代語訳がどんな感じかちょっと比較するために、
同じ個所をどういう風に訳しているか文体比較をしてみましょう。
比較した個所は以下の有名な一節です。

●原文

   …   姫君の何ごともあらまほしうととのひはてて、いとめでたうの
み見えたまふを、似げなからぬほどにはた見なしたまへれば、けしきばみたる
ことなど、をりをり聞こえ試みたまへど、見も知りたまはぬ気色なり。
 つれづれなるままに、ただこなたにて碁打ち、偏つぎなどしつつ日を暮らし
たまふに、心ばへのらうらうじく愛敬づき、はかなき戯れごとの中にもうつく
しき筋をし出でたまへば、思し放ちたる年月こそ、たださる方のらうたさのみ
はありつれ、忍びがたくなりて、心苦しけれど、いかがありけむ、人のけぢめ
見たてまつり分くべき御仲にもあらぬに、男君はとく起きたまひて、女君はさ
らに起きたまはぬあしたあり。人人「いかなればかくおはしますならむ。御心
地の例ならず思さるるにや」と見たてまつり嘆くに、君は渡りたまふとて、御
硯の箱を御帳の内にさし入れておはしにけり。人間に、からうじて頭もたげた
まへるに、ひき結びたる文御枕のもとにあり。何心もなくひき開けて見たまへ
ば、
 あやなくも隔てけるかな夜を重ねさすがに馴れしよるの衣を
と書きすさびたまへるやうなり。かかる御心おはすらむとはかけても思し寄ら
ざりしかば、などてかう心うかりける御心をうらなく頼もしきものに思ひきこ
えけむ、とあさましう思さる。

28 :24:2001/07/07(土) 15:15
● 谷崎潤一郎訳 「源氏物語」から『葵』  中公文庫

               …   姫君は何事をも申し分なく
身につけられて、すっかり立派におなりなされましたのを、もはや不
似合いともいえぬ年ごろと見てお取りになって、それとなく言い寄り
などしてお試しになる折々もあるのですけれども、とんとお悟りにな
らない御様子です。退屈しのぎに、ただこちらの対で碁だの偏つぎだ
のをなさりながら日をお暮しになりますのに、すぐれた技倆をお示し
になるという風ですから、この年月はさようなことをお考えにもなら
ず、ひとえにあどけない者よとのみお感じになっていらっしゃいまし
たのが、今は怺えにくくおなりなされて、心苦しくお思いになりつつ
も、どのようなことがありましたのやら。幼い時から睦み合うおん間
柄であってみれば、余所目には区別のつけようもありませんが、男君
が早くお起きになりまして、女君がさっぱりお起きにならない朝があ
りました。女房たちが、「どうしてお眼ざめにならないのかしら。御
気分でもお悪いのであろうか」とお案じ申し上げていますと、君は御
自分のお部屋へお帰りになろうとして、おん硯の箱を御帖台の内にさ
し入れてお立ちになりました。人のいない折にようよう頭を擡げられ
ると、引き結んだ文がおん枕元に置いてあります。何心もなく引き開
けて御覧になりますと、
     あやなくも隔てけるかな夜を重ね
        さすがに馴れしなかの衣を
と、いたずら書きのように書いてあります。こういうお心がおありに
なるとは夢にも思っていらっしゃいませんでしたので、こんな嫌らし
い御料簡のお方を、どうして心底からお頼み申し上げていたのであろ
うと、情なくお思いになります。

------ (頭注) ------
幾度となく一つ臥所に寝て、馴れ親しんで来ながら、不思議にも
今までは衣一重を中に隔てた水臭い間柄であったことよ。「重ね」
は衣の縁語。

29 :24:2001/07/07(土) 15:15
● 与謝野晶子訳 「全訳 源氏物語」から『葵』  角川文庫

  …    女王がもうりっぱな一人前の貴女に完成されているのを見ると、もう
実質的に結婚をしてもよい時期に達しているように思えた。おりおり過去の二人の間
でかわしたことのないような戯談を言いかけても紫の君にはその意が通じなかった。
つれづれな源氏は西の対にばかりいて、姫君と扁隠しの遊びなどをして日を暮らした。
相手の姫君のすぐれた芸術的な素質と、頭のよさは源氏を多く喜ばせた。ただ肉親の
ように愛撫して満足ができた過去とは違って、愛すれば愛するほど加わってくる悩ま
しさは堪えられないものになって、心苦しい処置を源氏は取った。そうしたことの前
もあとも女房たちの目には違って見えることもなかったのであるが、源氏だけは早く
起きて、姫君が床を離れない朝があった。女房たちは、
 「どうしてお寝みになったままなのでしょう。御気分がお悪いのじゃないかしら」
 とも言って心配していた。源氏は東の対へ行く時に硯の箱を帳台の中へそっと入れ
て行ったのである。だれもそばへ出て来そうでない時に若紫は頭を上げて見ると、結
んだ手紙が一つ枕の横にあった。なにげなしにあけて見ると、

 あ や な く も 隔 て け る か な 夜 を 重 ね さ す が に 馴 れ し 中 の 衣 を

 と書いてあるようであった。源氏にそんな心のあることを紫の君は想像もして見な
かったのである。なぜ自分はあの無法な人を信頼してきたのであろうと思うと情けな
くてならなかった。

30 :24:2001/07/07(土) 15:16
● 円地文子訳 「源氏物語」から『葵』  新潮文庫

          …            姫君は何事にも申し分なく成長な
さって、ほんとうに見事な女君にお見えになるので、夫婦になってもふさわしい年頃
になったと君はお見取りになって、時々、それらしいことなどをおっしゃって試みて
ごらんになるけれども、まるで見も知らぬ御様子である。
 所在のないままに、ただ姫君の部屋で碁を打ったり、偏つぎなどをして、日を暮し
ていらっしゃるが、姫君は気立てが賢しくて、その上愛嬌がおありになり、ちょっと
した遊び事のうちにも、正しい筋をお見せになるので、相手が若すぎて男女の交わり
は思い放していられたこの数年の間こそ、ただ子供々々した可愛らしさ一方ですませ
ていたものの、今はなかなか我慢出来なくなられて、まだ無邪気なおとめの姫には可
哀そうかと思われもするが、その辺りはどういうことであったのか、……もともと一
つの御帳の内にお寝みつけになっていて、人の目にはいつからともはっきりお見分け
出来る御仲合ではないのであるが、男君だけが早くお起きになって、女君はいっこう
起き出していらっしゃらない一朝があった。女房たちは、「どうしてこんなに遅くま
でお寝みになっていらっしゃるのかしら」「御気分でもお悪いのでは」などと御様子
を見て心配していた。
 君は東の対のほうへお出でになる折に、硯の箱を帳台の内にさし入れて行ってしま
われた。人のいない暇に女君はやっと頭をもたげて御覧になると、引き結んだ文が枕
元にあった。何心もなく、取り上げて開けてごらんになると、
  あやなくも隔てけるかな夜を重ね
    さすがに馴れし中の衣を
 と書き流しになさったように読める。このようなお心がおありになろうとは、ゆめ
にも思いがけなかったことなのに、こんなひどい方とも知らず、どうして心底から分
け隔てなく頼もしいと思ってばかりいたのであろうと、女君はわれながら浅ましくお
思いになるのだった。

------ (頁末注) ------
*今まで起き臥しを共にしながら、よくも耐えていたことよ。

31 :24:2001/07/07(土) 15:20
● 円地文子の源氏物語 から『葵』  集英社文庫 わたしの古典シリーズ

その後も、何となくもの憂いままに、外へお出かけになることは少なくて、姫君を
相手に 碁や偏つぎをしたりして時を過ごしていらっしゃった。姫君は、すっかり大
人らしくなられて、子供っぽくあどけなかった昔のごようすはなくなり、お若いなが
らに整った女君とお見えになる。君も、もう男女の交わりをしてもよいころかな、と
お思いになって、ときどきそれらしい色めかしい話をしてごらんになるが、まだいっ
こうそういうことはご存じないごようすである。
始終同じ御帳の内でいっしょにお寝みになっているので、いつがいつとはっきりわ
かるわけもなかったが、ある日、男君ばかり早くお起きになって、女君はいつまでたっ
てもお起きにならない朝があった。硯 箱の中に、 夫婦の契りをかためた歌を入れて
おいて、東の対のほうへ行かれた君は、お昼ごろ、もとの部屋へ帰ってこられた。帳
台の中をのぞいてご覧になると、さっき書いておいた文はそのままになっていて、返
しの歌らしいものが見ななかった。

32 :24:2001/07/07(土) 15:21
● 舟橋聖一訳  「源氏物語」から『葵』  祥伝社 ノン・ポシェット

 もっともそれには、別の理由もあるにはあった。紫君の、あの見事な御成長ぶりが、
光君にとって、一つの新しい関心事になろうとしていたからである。じっさい、紫君
は、御容貌といい、おん物腰といい、いつの間にか、非のうち所もなくお整いになっ
て、もうそれは、美しく成長された、ひとりの女性のお姿だった。それに、……今年
は、もう十四におなりだ。結婚ということを考えてみても、決して不似合とはいえぬ
お年ごろではないかと、光君は、お思いになったりする。で、折につけ、気をひくよ
うな言葉の、ひとつ、ふたつを仰有ったり、またそれとなく言い寄ったりなどして、
試して御覧になったが、紫君は、一向に何ンであるかをお悟りになる風もなかった。
お暇にまかせ、光君は、ただ西の対で、碁うちだの、偏付けだののお遊びごとをなさ
りながら、日を暮らしておいでになったが、お生まれつき発明で、愛敬も十分備えて
おいでになる紫君は、つまらぬお遊びごとをなさっても、相手を外らさぬだけの機転
や、知恵をお働かせになり、その間にも、あざやかな腕前を次々とお示しになるとい
う風だから、まだ子供だとして、余分の感情をお交ぜにならなかった此の年月こそ、
可愛い、あどけないものばかり、お感じになっていらっしゃったものの、今はもう、
この上の辛抱が、おつづきにならなくなって、心苦しくお思いになりががらも……。
 ……どのようなことが、おありになったのか。おさない頃から、御同衾のおん仲で
あってみれば、傍目には、そのへんの区別のつけようもないのだけれど、男君が、は
やくお起きになって、女君が、さっぱり、お起きにならない朝があった。女房たちが、
「どうして、おめざめにならないのかしら。御気分でも、お悪いのであろうか」
 と、御案じ申し上げていると、光君は、東の対にお帰りになろうとして、御硯の箱
を、そっと御帳の内にさし入れて、お立ちになった。
 おそばに、人の気配のなくなった折に、紫君が、ようよう頭をお上げになると、結
び文がひとつ、おん枕元に置いてある。何気なしに引きあけて御覧になると、
   あやなくも隔てけるかな夜をかさね
     さすがになれし中の衣を
 と、戯れ書きのように、書かれていた。こういうお心が光君におありになろうとは、
今まで夢にもお思いにならなかったので、あんな御無体な、いやらしい御料簡の方を、
自分はまた、どうして心の底から御信頼申していたのだろうと、紫君は辛くもなさけ
なくもお思いになる。

------ (巻末注) ------
幾夜となく、御一緒にねて馴れ親しんで来ながら、不思議にも今までは、
中に衣一重をへだてた水臭い間柄であったことよ。「重ね」は衣の縁語。

33 :24:2001/07/07(土) 15:22
● 中井和子 「現代京ことば訳 源氏物語」より『葵』


  …   何やら所在がのうて、物思いにばかり沈んどいやすけど、ちょっとした
御忍び歩きも面倒にお思いやして、出かけようとも思い立たれず、姫君が、何事につ
けても申し分のうすっかり成長されて、ほんまに結構におみえやすし、それに不似合
いでもおへん年ごろともお見えやすので、それとのう気を引くようなことなど、折々
は試しにほのめかしたりもおしやすけど、いっこうにお分かりにならへん御様子どす。
 所在のおへんままに、ただ、こちらで碁をうったり偏つぎをしたりして、日を暮ら
しといやすと、お心づかいもあり愛敬がおして、ちょっとした遊びごとの中にも、す
ぐれたとこをおみせやすので、結婚ということをお考えやさへなんだ年月の間は、た
だ、幼い方としてのいとおしさはおしたのどすけど、今はしのび難うて、心苦しいこ
とどすけど、どういうことやのどっしゃろ、よそ目には、お二人はいつからちゅうけ
じめの見分けられるような御仲でもおへん睦まじさどすけど、或る日、男君は早うお
起きやして、女君はいっこうに起きやさらへぬ朝がござりました。女房たちは、「ど
うおしやして、おやすみになっといやすのやろ」「御気分が、おわるいのやろうか」
と、お案じ申してると、君は東の対へお渡りになろうとして、御硯の箱を御帳台のう
ちへさし入れてお立ちやした。人のいぬ時に、やっとお頭をもたげやすと、ひき結ん
だ文が御枕のとこにござります。何気のう引きあけてお見やすと、

   あやなくも隔てけるかな夜を重ねさすがになれし中の衣を

と、いたずら書みたいにしてござります。こないなお心がおありやすとは、お思いも
よらなんだので、
「何でまた、こんな嫌らしいお心やったのに、 何にも思わんと、 頼もしいお方に思
うてきたのやろう」と、あさましうお思いやす。

------ (脚注) ------
そうはいっても、幾度となく馴れ親しんできましたのに、それでも不思議な
ことに、中の衣を隔ててきたことです。

34 :24:2001/07/07(土) 15:22
● 大野晋・丸谷才一 「光る源氏の物語」より 丸谷才一訳 (部分訳)中公文庫

 源氏の君はまことに心さびしくもの思いに耽りがちで、女人を訪ねるのも億劫
な感じである。とてもそんな気にはならない。姫君は万事申し分なく成人なさっ
て、花やかな娘ざかり、夫婦の契りを結ぶのにふさはしいときが来たと判断なさ
つて、ときどきそれと匂はすやうなことをおつしやつても、全然おわかりになら
ない様子である。
 源氏の君は無聊なままに、西の対で碁を打つたり偏つぎ(漢字遊び)をしたりし
て日をお過しになるのだが、姫君が利発な気性で魅力に富み、他愛のない遊戯の
際にも感心させられることがあるので、女として意識してゐなかつた長い歳月は
少女としての愛らしさだけを感じていらしたのに、もうこらへきれなくなつて、
不憫ではあるけれど、とお思ひになる。いつも御一緒ゆゑ、いつからが御夫婦と
傍の者に見分けがつく間柄ではないわけだが、どういう事情だつたのかしら、あ
る朝、男君は早くお起きになり、女君はいつこうお起きにならぬことがあつた。
女房たちは、「どうしたことでせう。御気分がすぐれないのでせうか」と案じて
ゐるが、源氏の君は東の対にいらつしやるとき硯箱を御帳のなかにお入れになつ
た。かたはらに女房たちがゐないとき、姫君がやうやく頭をおあげになると、引
き結んだ文が枕もとにある。何とはなしに開いてごらんになると、
  隔てを置いた仲でゐた
  理由がわからない
  幾夜も幾夜も
  共寝して着なれた
  夜の衣なのに
とさらりと書いてある。かういふことをなさるお気持だつたとは、姫君は予想も
していらつしやらなかつたので、こんな厭らしい心の方をどうして疑ひもせず頼
りにしてゐたのかと、くやしい気持ちにおなりになる。

35 :24:2001/07/07(土) 15:23
● 吉本隆明 「源氏物語論」より (部分訳)  ちくま学芸文庫

所在ないままに、ただ西の対へきて碁を打ち、扁附などをしながら、日をお暮しに
なったが、若紫の心ばえはあでやかに可愛らしくなり、何ということもない遊びご
とのなかにも、美しい手筋などを考え出されたりするようになったので、気にもか
けなかった歳月のあいだこそ、たださり気ないあでやかさを感じただけであった。
もうこらえきれなくなって、心苦しい思いはしたが、どういうことがあったのか、
他人には区別がわかるような間柄でもない二人なのに、男君(源氏)のほうがはや
く起き出されたのに、女君(若紫)のほうがとても起きてこられないような朝があ
った。人々はどうなさったのでしょう、御気分がすぐれないとお思いではないかと
案じて心配されるのに、源氏はじぶんの部屋へ戻られるとて、若紫の硯箱を御帳の
内に差入れてゆかれた。若紫は、誰もいないあいだに、かろうじて頭をもたげてご
覧になると、結んである文が、御枕の下にあった。なに気なくひきあけてみると
 あやなくも隔てけるかな夜を重ねさすがに慣れし夜の衣を
と、書き流された歌があった。こんな心をお持ちとは、ゆめにも思いおよばなかっ
たので「どうしてこんな嫌らしい気持を抱いておられたのを、心底から信じて頼も
しい方と思ってさしあげたのか」と口惜しくおもわれた。

36 :24:2001/07/07(土) 15:23
● 田辺聖子 「新源氏物語」より『めぐる恋ぐるま葵まつりの頃の巻』  新潮文庫

 小さいときから、一つの御帳台のうちに、ひとつ衾を被って、添臥しする習慣になっ
ていることとて、紫の姫君はいまも、源氏に抱かれて眠ることをなんとも思っていな
いらしかった。
 そうして、たのしくとりとめもない話を交しているうちに、姫君は、いつかすこや
かなねむりに落ちるのきまりだった。
「おやすみなさい、お兄さま」
 と姫君は、重そうな瞼を、もう開けずにいう。
「私を愛しているかい?」
 と源氏がいうと、姫君は半分、とろりと睡ったまま、ゆるんだ愛らしい花の唇から、
「だい好きよ」
 と、ためいきとともにいう。
「ほんとう?」
「ほんとうよ、お兄さま」
「その証拠をみせてくれるかい?」
「証拠って---?」
 姫君がそういったなり、うつつに寝入ってしまう。源氏の手枕が重くなった。姫君
の愛らしい重みが、源氏にはもう堪えられない。
 こんな無垢のおとめには、もうすこしの間、ときを与えて、おもむろに開花をまつ
べきかもしれない。しかし若い源氏はもう待てない。
 長いあいだ、心からいとしんだものを、もう待ちきれない気がする。源氏は姫君に
そっと唇を重ねる。やわらかい少女のままの唇。
「私の愛に免じて、私が何をしも許してくれるね?」
「いいわ、お兄さま……。何を?」
 姫君は夢うつつのやさしい声音でいった。けれども、それにつづくものは、源氏の
若々しさを示す性急な男の動作だった。

「今朝は、お姫さまはおめざめが遅いのね」
「殿さまはもう、早くに東の対へいらっしゃいましたわ」
 と女房たちが、言い合っていた。
「ご気分でも悪いのかしら」
 と姫君を案じていたが、姫君は寝所にひきこもったきり、声もしない。
 姫君の枕元に、硯の箱がおいてある。
 これは、源氏が、朝早く、自室へゆく際に、そっと置いていったものである。
 人のいない暇に、姫君は辛うじてあたまをもたげてみると、引き結んだ文があった。
  <あやなくも へだてけるかな夜を重ね さすがになれし 中の衣を>
 源氏の手蹟である。(今までなんというよそよそしい二人の仲であったことか。あ
んなに馴れ親しんだようにみえながらね。……これでやっと、二人のへだては、なく
なったわけだよ)というような心であろうか……。
 こんな気持ちでいる人とはつゆ思わなかった、と姫君は打撃を受けて混乱していた。
(こんな、ひどい人とは思わず、なぜわたくしは、心から頼っていたりしたのかしら)
と思うと紫の君は、なさけなく悲しくなった。

37 :24:2001/07/07(土) 15:24
● 瀬戸内寂聴 「女人源氏物語」より『紫 − 紫上のかたる』 集英社文庫

 …  あなたの御心痛が思いやられて、ことばより涙があふれたのでした。あな
たは、殊の外喜ばれて、
「しばらく逢わないうちに、すっかり大人になったようですね。あちらで泣いてばか
りいた目には、あなたの若さと美しさがまばゆいようですよ。どんな弔みのことばよ
りも、あなたの真珠のような涙が今のわたしには最上の慰めになります」
 とおっしゃって、その日は、宵のうちから、早々とおやすみになられたのでした。
わたくしもそれが習慣になっていて、なんの不安もなく、あなたと帳台の中へ入って
いきました。
 その夜あなたのなさったことに、どんなにわたくしが愕かされ、恨めしく思ったか
は、とうていあなたの御想像も及ばないことでしょう。あんな浅ましいきたないこと
を人間どうしがするなんて、どうして想像できたでしょう。こんな醜い振舞いをなさ
るお心をずっとかくしていらっさゃったのを、長い歳月、ただもう清らかなお気持で
可愛がってくださるとばかり信じこみ、つゆ、疑いもしなかった自分の幼稚さが情け
なく、口惜しくてたまらないのでした。どうしてこんな汚れた躯になって乳母や女房
たちに逢えましょう。自分の顔にも、躯にも、昨夜のことのしるしがあからさまにつ
けられているようで恥ずかしく、消えてなくなりたかったのです。
 あなたがいつもより早く起き出されて行かれた後も、わたくしは死にたい想いで袿
をひきかずいて汗にあえながら、日が高くなっても恥ずかしくてとても起き出して行
けないのでした。
 昼ころ、様子を見にいらっしゃったあなたが、
「気分が悪いそうですね。どんな具合なの。今日は一緒に碁も打てないので、退屈な
ことだ」
 など、しらじらしくおっしゃるのが、情けなく口惜しくて、涙があふれてくるので
した。

38 :24:2001/07/07(土) 15:26
● 橋本治 「窯変 源氏物語(第3巻)」より『葵』  中央公論社

 それからの私は、二条の院でまるで病後の養生をするように、のんびりと暮らした。
 喪中のことといい、宮中に参内する訳にもいかない。左大臣家に妻を訪ねる必要は
ない。六条の邸に無沙汰を詫びに赴かなければならない義務もない。私を縛るものは
何もなく、私はただ西の対の姫の相手をして日を送った。
 不思議なことに私が帰った夜に見せた恥じらいは、次の日にはもう姫の中から消え
ていた。
 さすがにもう人形遊びをしようとはしなかったが、あどけないだけの少女から一歩
だけ脱皮した筈のその人は、なんの屈託も見せぬ顔をして、碁を打ち、筆を執っては
無邪気な様子で“偏つぎ”の文字遊びに興じていた。
 私は「この人はどこまで男女の事を承知しているのだろうか」と思い、そんな遊び
の合間合間にそれとなく色めいたことを匂わせてはみるのだけれども、「なんのこと
やら?」と拍子抜けのするような反応しか見せない。
 側に仕える女童や女房は、この姫の気を削ぐようなことをしない。姫の打つ碁石の
先を見、姫の指し示す漢字の様子に一喜一憂している。「昼の遊びの主導権を握って
いるのはこの私ですもの、あなたが何を仰言っても、誰も答えたりなんかしませんわ」
と言わぬばかりの表情を見せて、再び幼さを纏ってしまった姫は、平気で無垢のあど
けなさを見せる。
 あどけなさを見せて、そしてそれを釣餌の媚態にして、私をこっそり誘っているの
だ。
「なるほど、男と女にはこのような駆け引きもあったのか」と、幼さを装った姫の、
半ば以上は無意識のさせることに違いない筈の拒絶を、私は不思議なものを見るよう
にして見ていた。
 彼女は、わがままを公認された幼い女主人としての特権を捨てたくはなかったのだ。
 幼いままでいる彼女に私が充分すぎるほど惹きつけられているのを知って、そのこ
とを元にして私を押さえこもうとしているのだ。
 今まで以上に幼い素振りを見せて、私の紫の“上”は、私を翻弄しようとさえする。
 自分の中に芽生えてしまったものが、もう少女の時に後戻りできないような種類の
ものであることを、彼女は充分に承知していたのだろう。私の導く方へではなく、自
分の導く方へ私を連れて行こうとして、充分に熟知した幼さとあどけなさを前面に押
し立てているのだ。「私をお好きなら、私のわがままを認めて。私の知っている世界
でだけ遊んで。だって、あなたはそういう私がお好きだったんでしょう?」と言わぬ
ばかりに、もう幼いとは言えない姫は、私に駆け引きの手管を仕掛けて来る。そのこ
とが逆に、彼女が不安に思う、そして私ばかりが熟知する、彼女にとっては未知の領
域へ誘うことになるのだということを知らずに---。

39 :24:2001/07/07(土) 15:28
(窯変つづき)

 最早幼さに逆戻り出来ないことを知ってしまった彼女は、それ故に、自分の未知の
領域へ引き込もうとするこの私を、恐れるようになっていたのだ。
 なんとも微笑ましく好ましく、そして、心と体をときめかす戦いの日々であったこ
とか。

 或る日私は一人で起きた。まだ夜も明けきらぬ暁の頃おいだった。彼女は床の中で
じっと眠り、私はその傍らを抜け出して、東の対へ戻って来ていた。「さァ、あなた
は大人になってしまったのですから、ご自分のなすべきことはご自分でお考えなさい」
とばかりに。

 私が彼女に添い寝をするのはそれ以前からの習慣で、その夜とても同じことだった。
ただ、彼女の髪を撫で、肩を抱く手が、彼女の胸を撫で下ろし、裾を掻き開いて袴の
紐を解いただけのことだった。
 その夜、帳台の中で起こったことを知っていたのは、だから私達二人だけだった。

 その朝、西の対の姫はいつまで経っても床を離れようとはしなかった。何も知らな
い女房達は「どうなさったのかしら、ご気分がおよろしくなくてらっしゃるのかしら」
と首を捻った。
 帳台の枕許には硯箱が人目につかぬように置いてあった。私が置いたその硯箱を、
西の対の姫は女房達が側を離れた隙にそっと開けた。
 中には私の文が恋文の体裁を取って、きちんと引き結んで入っていた。

   小 夜 衣 重 ね し 夜 の そ の 中 に
      あ や な く 胸 を 隔 て け る か な

 越えてしまえば、どうして今までそうならずにいたのかが不思議なくらいのものだっ
た。私はそう思ったが、しかし子供の時を破られてしまった姫の心はまた別だったの
だろう。昼になって、再び西の対へ渡っても、私の姫は目を覚まそうとはしなかった。

40 :24:2001/07/07(土) 16:12
● 田辺聖子 『春のめざめは紫の巻 − 新・私本源氏』より 集英社文庫

 伴男の進言によって、ウチの大将はまたまた、お姫さんに言い寄る。何しろ「つづ
きをはじめる」ということができないので難しい。
 うっとりと姫君の顔を見ながら、
「私の呼びかたについて、ゆうべ考えたんやけどねえ。もう、あなたも子供やないこ
とやし--- 『お兄さま』もおかしいね。私のことを、どういうふうに思っていますか」
 と蕩けそうな声でいわれる。
「黒ん坊におなりになってよ」
 姫君はつけつけといわれる。
「何もそんなこと聞いてえへん。これは須磨明石で潮やけしたのです。明石にはええ
オナゴがおって、これは潮汲み女やったが、私に美味しい魚を食べさせてくれたり、
溺れかかるところを救うてくれたり、よう尽くしてくれました。そのため私も、折々
は潮汲みを手伝うて、それでこないに日焼けして……何をいわすねん、そんなこと、
どっちゃでもよろし」
「それより、私は、あなたの何ですか、何や、思わはりますか」
「お兄さまでしょ、きまったことじゃないの」
 姫君はくっくっと笑っていられる。
「私が本当のお兄さまでないことは、あなたもよう知ってはるはずどす。 ---その、
呼びかたがいかんのやな、これから私のことを、お兄さまと呼んだらいけません」
「では、お殿さま、と呼べばいいの? それとも、ヒゲの伴男が、少納言たちとこっ
そり呼んでるように、『ウチの大将』と呼ぶのがいいの?」
「それは、美しい姫君のいう言葉としては、ちょっとふさわしくないと思うがね。ど
うやろ、『あなた』と呼んでみてくれはらしませんか。紫ちゃん。あなたのその可愛
い声で『あなた』と、私のことを」
「フン! あなたの大将」
「大将は余計どす」
「余計の大将」
「このやんちゃ者」
 大将は姫君に見とれて息はずませ、
「あなた、と呼んで頂戴。ほら、こういう風に。『あなた』 --- と」
 大将は「あなた」を色気たっぷりの声使いをして、お手本を示される。
「いやあねえ、あたくし、何がきらいったって、その『あなた』とか『あァた』なん
ていう、不潔たらしい言い方が、最も怖気をふるうくらい、いやなんです!」
 姫君はきっぱりといって、つんと横をお向きになる。

41 :24:2001/07/07(土) 16:14
(新・私本源氏 つづき)

「何が不潔。色っぽい言葉と言い方やおまへんか。それにその、どうして紫ちゃん、
あんたの語尾はそう、切って捨てるように強いんどすか、何でも『!』がついて、そ
ばへ寄るとつきとばされそうや。オナゴというもんはすべて、語尾に『……』がつく
ように、余韻嫋々と、しおらしく、やさしく、物をいう、こうでないといけまへん。
何や、お姫さんとモノいうてると号令かけられてるようや」
「しぜんに、こんなコトバになっちゃうんです。お兄さまのお顔みてたら!」
「どうして、私の顔みてたら、そういうキイキイ声になるのどす」
「鈍感だからよ」
「私が。私が鈍感」
「いかにも美男顔してるからよ。美男美男してるところが、あたくしは、好かないわ
け」
「そやけど、これは私のうまれつき。親を怨まな、しようがないのどす。いったい、
どんなのやったら、お姫さんの気に入りますねん」
「もっとぶさいくになってほしいのよ、絵に描いたような色男なんて、全く、魅力な
いわ。若い者の気持ちもわからないのねえ。お兄さまって」
「ぶさいくになるったって、そう、都合よくいくものですか。無茶をいうたら困りま
すがな」
「いっときますけどね、むやみやたらとそばへ寄らないで下さいね、そしてその、あ
たくしの顔を見て、ヨダレを垂らすのはやめて頂戴!」
「むかしは可愛い、面白い、かしこい、お早熟のお姫ちゃんやったのに、えらい、怖
うなりはって……。あのころは『なぜなぜなーぜ』なんか読んで、お兄ちゃんをやり
こめていたもんどす」
「あっ! 低劣、愚劣、陋劣! 『なぜなぜなーぜ』の本が、どうしたっての、まあ、
聞くだけでも耳のけがれ。お兄さまの顔なんか、もう見たくもないわ! 絶交よ!」
 ウチの大将はひとこともいえず、黙って涙を流していられる。姫君はというと、怒
りのあまり顔は桃色に紅潮し、くやしさで息をはずませ、足音もあらく奥へはいって
しまわれる。
 大将と伴男、私は顔を見合わせ、
「手のつけようもおまへんな」
 と伴男はいった。
「私はきらわれたんやないやろか、せっかく、心こめて育てたのが裏目に出ました。
お姫さんにきらわれたのでは立つ瀬がない。いまは、あのお姫さんだけが生き甲斐や
のに」
 大将は涙にくれていられる。伴男は、
「あれは、つまり獣でいうたら、さかりのついたときに、相手かまわず咬みつく興奮
状態とちゃいますか」
「さかりはないでしょう。清らかな処女の潔癖性、というものではないでしょうか」
 と私は美しくいいかえた。
「わからないでもありませんよ、あのお気持ち。男女の仲について、手を触れると飛
び上りそうになる鋭敏な感受性で、トゲトゲしくなっていらっしゃるだけで、殿さま
がきらいになって、というものではないと思いますけど」
「そやろか」
 と大将は涙を拭き拭き、聞いていられる。
   (以下略)

42 :24:2001/07/07(土) 16:15
● 大和和紀 「あさきゆめみし」より 講談社

…紫の君…
…正直 あなたの重さが わたしにはすこし 苦しくなってるんだ…
このまま じっと…  あなたが 花開くのを 待っているのが つらいんだ…
もう… 待ちたくない …!
「紫の君…?」
「…う…ん なあに? おにいさま…」
「わたしを愛している?」
「…ええ… …大好きだわ…」
「わたしも あなたを 好きだよ  かけがえの ないほど 愛しているよ
 …だから 許しておくれ わたしがなにをしても …」
「… いいわ…?」
「紫の君…」 …愛おしい人…

「…!」「…おにいさま…」「いや…!」

「姫さまはまだ おやすみで ございますか?」
「…ああ…」
「まあ おかしなこと いつもは いっしょに 朝げを 召し上がるのに
 ご気分でも お悪いのかしら…」

   あやなくも隔てけるかな夜をかさね
       さすがに馴れし夜の衣を

…ひどい…!  ひどい…!  おにいさま…!
おそろしかった…!  まるで おにいさまではない人のように…
いままで やさしくして くださったのも… このためだったというの…?
なんて おろかだったの だろう… そんなことも 気づきもせずに
まるでほんとうの おとうさまか おにいさまのように 思っていたなんて…
ああ… いや…! ぜったいに許さない おにいさまなんて大きらい…!

43 :24:2001/07/07(土) 16:16
● 川原泉 「笑う大天使」 第一巻より 白泉社

月日がたつにつれて幼かった紫ちゃんは
益々「年上のあの女」に似て美しくなります。

それを見る 光くんの目に不吉なものが…

それで ある晩とうとう 光くんは理性が ぷっつん消失して
本能だけの人になってしまいました

  最低です

ゆーなれば 大学4年の男が 中学2年の女の子を
手籠にしたも同然の 淫行罪でタイホされるふるまいです

そーゆー いやらしー人を 今まで信頼して いたなんて…!
いくら若くて ハンサムで お金持ちでも 許せません!
「ちくしょおーっ」

…朝になってもフトンを被ったまま出てこない紫ちゃんに
光くんが何つったと思う?

「これこれ」
「気分が悪いそーですがどんな具合ですか?」   <とぼけた野郎だぜっ>
「いつまでもすねていたら皆が変に思うでしょう?」<変なのはおまえだ!>
「そーゆー態度は大変縁起の悪いことです」 <てめーが一番
 縁起悪いんだよっ>

3人は光源氏とゆー架空の人物に対して真剣に腹を立てている

ふ… 藤壷や紫の他にも山ほど恋人作ってさ
この平安人は色恋沙汰以外にな〜んも考えとらんぞ
あ〜… 人間としては考えることは他にも沢山あるのにね
国家の権力構造に対する疑問とか〜 社会的な矛盾に対する怒りとか
一度…光くんにマルクスの「資本論」読ましてやりてぇな〜

44 :24:2001/07/07(土) 16:16
これにて文体比較終了。書き逃げ御免。

45 :名無氏物語:2001/07/07(土) 16:34
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46 :名無氏物語:2001/07/07(土) 22:01
>>24殿。
御苦労様です
逝くならば、ただ逝かず、壮絶に逝って。

47 :名無氏物語:2001/07/08(日) 01:53
24さんまんせー!

48 :名無氏物語:2001/07/09(月) 15:41
>>24 それにしても、何故に瀬戸内訳のが入っていない?

49 :名無氏物語:2001/07/15(日) 08:32
源氏はたいへん難しいので慣れ親しむには24さんの比較を参考にされたほうが良い
と思います。(しかしこの比較はすげー)
そしてなじみやすい文体のものを探してください。あさきゆめみしを読んでいるんです
よね?だったらおおむねの内容はわかっているでしょうから、自分の好みではないで
しょうか?

ちゃんと理解したいなら小学間の「新日本古典文学全集」をおすすめします。これには
本文と現代語訳がついているし、研究書ですからかたよりのない解釈で読むことがある
程度可能だと思います。
ただし、現代語訳が馴染みづらい文体なので、どうしてもという方におすすめします。
また、この本は1冊3000円くらいして高価なうえ6冊くらいあります。

研究というほどの事ではないのなら24さんのかきこ参考にすればいいっすね。
おもしろいと思うことがなにより宝だと思います。
出来れば漫画以外のものに手を出して下さい。(漫画だと絵によって先入観が
はいってしまうので)
あさきゆめみしを馬鹿にしているわけではありません。(間違った描写は多いけど)
いろんなものを読むのが重要ですよね。

50 :名無氏物語:2001/08/10(金) 11:44
「あさきゆめみし」にハマって、円地源氏を買ったんだけど
だいぶ簡略化されてる印象を受けてしまいました。
心理描写がないってゆーか、ツラツラと流れちゃって引き込まれないような・・・。
マンガが先ってのがマズかったのかな?
それとも3巻でまとめたつらさ?

51 :名無氏物語:2001/08/10(金) 12:10
円地源氏って、>>31 のを読んだんじゃないですか?
これは簡略版みたいなものなので、>>30 の方を読みましょう。
こちらは全五巻。

52 :名無氏物語:2001/08/16(木) 16:09
有名なので一応読んでおきたいと思うのだが 買うのがなんとなく恥ずかしい(男)

ある程度ボリュームがあり、巻数が多すぎない訳でオススメなのは?

53 :名無氏物語:2001/08/17(金) 21:38
あさきゆめみしは田辺聖子さんのを
下敷きにしているようですが。
とりあえず話を知りたいなら田辺聖子の
「新源氏」オススメです。

54 :名無氏物語:02/01/10 23:11
あさきゆめみし

55 :名無氏物語:02/02/05 05:14
age

56 :名無氏物語:02/02/15 18:37
24さんマンチェー

参考にして、田辺以降を買います。
最初読みやすいと思って田辺買った。読んだ。
まぁまぁ面白かった(読みやすかった。。。

57 :名無氏物語:02/02/20 06:54
漏れは昨日源氏のレポート出してきたよ。
20枚以下のクソレポートでしたが。(枚数ではなく内容的に)

とりあえずレポート出せば単位くれるので頑張って書いたには書いた。
ていうか、源氏物語評釈とか、かなり個人的な意見を書いてるけど
参考にはなるのでそれを読んでみたら?言ってみるテスト。
今井氏とかもしくは有名な研究者さんの論文先行で読んでみてもいいかも。



58 :名無氏物語:02/05/04 01:56
あさき

59 : :02/11/26 05:28
今夜の実況は こちらで

≪ 怪談百物語 源氏物語 ≫ 02年11月26日
http://live.2ch.net/test/read.cgi/endless/1038254666/

60 :名無氏物語:02/11/26 08:14
与謝野晶子がいいんでないの?

61 :名無氏物語:02/11/26 17:14
今、与謝野晶子訳を読んでるんだけど、
俳句、短歌の注訳がされていないのが残念。
瀬戸内寂聴訳のやつには書いてあるんだよね。

まぁ昭和35年発刊だから仕方ないか…


62 : :02/11/26 19:21
今夜の実況は こちらで

≪ 怪談百物語 源氏物語 ≫ 02年11月26日
http://live.2ch.net/test/read.cgi/endless/1038254666/

63 :名無氏物語:02/12/02 21:09
「心苦しけれど、いかがありけむ」
の意味が紫の上の初体験であることは、
上から順に見ていって、田辺聖子でやっと分かるのだ。
だから、田辺聖子訳「新源氏物語」が初心者にはよいわけだ。
それより上では、簡単には楽しめない。

64 :名無氏物語:02/12/02 22:58
>>61
短歌の解釈は、

http://www.sainet.or.jp/~eshibuya/

でどうぞ。現代語訳では、歌も訳してあります。
昔はこういう便利なものがないから、短歌の訳だけのために、
角川文庫を買いそろえたものです。

65 :名無氏物語:02/12/02 23:56
でも、与謝野晶子訳は他の訳と比べると、
誤訳がものすごく多いように思います。

以前、与謝野晶子訳を読んだとき、途中で挫折したのも、
「原文のわかりにくさを引きずっている+訳文の間違いの多さ」
のせいだと思います。

翻訳として一番正確なのは、円地文子のものだそうです。

66 :名無氏物語:02/12/04 13:00
http://www.sainet.or.jp/~eshibuya/
ここの現代語訳は角川文庫の玉上先生の訳によく似ているから、
かなり玉上訳を参考にして作ったものと思われます。
だから、あまり歯切れがよくない。

訳文の歯切れの良さでは、与謝野晶子が一番でしょうか。

67 :名無氏物語:02/12/04 21:06
「帚木」の空蝉と源氏が合体するシーン。
源氏物語の中でははじめての性描写です。

 いとたぐひなき御ありさまの、いよいようちとけきこえむことわびしけ
れば、すくよかに心づきなしとは見えたてまつるとも、さる方の言ふかひ
なきにて過ぐしてむと思ひて、つれなくのみもてなしたり。人柄のたをや
ぎたるに、強き心をしひて加へたれば、なよ竹の心地して、さすがに折る
べくもあらず。
 まことに心やましくて、あながちなる御心ばへを、言ふ方なしと思ひて、
泣くさまなど、いとあはれなり。心苦しくはあれど、見ざらましかば口惜
しからまし、と思す。(原文)

68 :名無氏物語:02/12/04 21:07
 まことに類ないご立派さで、ますます打ち解け申し上げることが辛く思
われるので、無愛想な気にくわない女だとお見受け申されようとも、そう
したつまらない女として押し通そうと思って、ただそっけなく身を処して
いた。人柄がおとなしい性質なうえに、無理に気強く張りつめているので、
しなやかな竹のような感じがして、さすがに手折れそうにもない。
 本当に辛く嫌なので、無理無体なお気持ちを、何とも言いようがないと
思って、泣いている様子など、まことに哀れである。気の毒ではあるが、
逢わなかったら心残りであろう、とお思いになる。
(http://www.sainet.or.jp/~eshibuya の渋谷栄一訳)

69 :名無氏物語:02/12/04 21:07
 女は、ほのかな灯影にさえ顔と顔のふれあうほど近く寄り添われている
だけに、君の類いなく美しくおいでのお顔立ちや、照り輝く御肌えにふれ
るにつけても眩(まばゆ)く、いよいよわが身が恥ずかしくて、うち解けにくく思い
沈むままに、たとえ情け知らずの片意地者とお蔑(さげす)みになろうとも、色恋の
道には疎(うと)い女になって通そうと、ひとえに情(つれ)なくばかり振舞っていた。
 人柄のたおやかなのに、しいて強く気を張りつめているので、ちょうど
なよ竹の細々と風にしないながら、なかなか折れそうにないのと同じよう
で、苛立たしくもあるし、それだけにこのひとの内にこみ入って行こうと
する情念は刻一刻増していって、ついには堰とめがたく取り乱してしまっ
た。(円地文子訳)

70 :名無氏物語:02/12/04 21:08
 女の冷やかな態度は変わっていくけしきもない。女は、一世の美男であ
ればあるほど、この人の恋人になって安んじている自分にはなれない、冷
血的な女だと思われてやむのが望みであると考えて、きわめて弱い人が強
さをしいてつけているのは弱竹(なよたけ)のようで、さすがに折ることは
できなかった。
 真からあさましいことだと思うふうに泣く様子などが可憐であった。気
の毒ではあるがこのままで別れたら後々までも後悔が自分を苦しめるであ
ろうと源氏は思ったのだった。(与謝野晶子訳)

71 :名無氏物語:02/12/04 21:08
 空蝉は彼の腕の中に強い力で引き込まれ、次々と続く男の動作になかば
死ぬような思いを味わった。源氏の人もなげな振舞いは、情熱や愛執のた
めというより、かりそめの好き心の烈しさとしか、思いようがなかった。
(田辺聖子訳)
 
 原文は何があったかなかなか分からないように書いてある。
 与謝野晶子訳の意訳の歯切れの良さと的確さが光る。
 しかし、現代人がこれだけ楽しむのはやはり難しい。
 
 何があったか分かるには田辺聖子訳が一番です。
 円地の意訳はこの部分としては張り切りすぎですね。

72 :名無氏物語:02/12/05 21:07
「空蝉」のつぎのところがよく分からない。どういう意味でしょう。

源氏は自身でないようにしてしまいたかったが、どうしてこんなことがあった
かと、あとで女を考えてみる時に、それは自分のためにはどうでもよいことで
あるが、自分の恋しい冷ややかな人が、世間をあんなにはばかっていたのであ
るから、このことで秘密を暴露させることになってはかわいそうであると思っ
た。それでたびたび方違えにこの家を選んだのはあなたに接近したいためだっ
たと告げた。(与謝野晶子訳)

73 :名無氏物語:02/12/08 01:36
どの現代語訳がよいかを考えるさいの指針として、
源氏が夕顔の遺体にとりすがって泣くところで、泣ける訳が、その人にとって
あっている訳だと思う。

とくに「われに今一度声をだに聞かせ給え」は、原文で読むと誰もが感動する
せりふだ。これを同じように感動する訳があるかどうか。あったら、それが
最高の現代語訳だと思う。

74 :名無氏物語:02/12/11 20:33
http://www.sainet.or.jp/~eshibuya/
の渋谷さんの訳は逐語訳で、かなり正確に訳されているよ。
角川文庫の玉上の訳はかなり流したところがあるが、それより断然いいと思う。

75 :名無氏物語:02/12/11 20:37
例えば、
若紫の巻の紫の上の描写の訳は、そのまま読んでも楽しめる。

 髪は扇を広げたようにゆらゆらとして、顔はとても赤くこすって立っている。
 「どうしたの。童女とけんかをなさったの」
 と言って、尼君が見上げているのに、少し似ているところがあるので、
「その子どもなのだろう」と御覧になる。
 「雀の子を、犬君が逃がしちゃったの。伏籠の中に、閉じ籠めていたのに」
と言って、とても残念がっている。ここに座っていた女房は、
 「いつもの、うっかり者が、このようなことをして、責められるとは、
ほんと困ったことね。どこへ行ってしまいましたか。とてもかわいく、
だんだんなってきましたものを。烏などが見つけたら大変だわ」
 と言って、立って行く。髪はゆったりととても長く、見苦しくない女のようである。少納言の乳母と皆が言うようなのは、この子のご後見役なのだろう。
 尼君が、
 「何とまあ、幼いことを。聞き分けもなくていらっしゃること。
わたしが、このように、今日明日にも思われる寿命を、何ともお
考えにならず、雀を追いかけていらっしゃるお年よ。罪を得るこ
とですよと、いつも申し上げていますのに。情けなく」と言って、
「こちらへ」と言うと、ちょこんと座った。

76 :源氏物語初心者:02/12/23 00:25
(原文)「心あてにそれかとぞ見る白露の
  光そへたる夕顔の花」
そこはかとなく書き紛らはしたるも、あてはかにゆゑづきたれば、いと思ひのほかに、をかしうおぼえたまふ。
(渋谷訳) 「当て推量に貴方さまでしょうと思います
  白露の光を加えて美しい夕顔の花は」
 誰とも分からないように書き紛らわしているのも、上品に教養が見えるので、とても意外に、興味を惹かれなさる。

これって「白露=頭の中将」「夕顔=夕顔」でいいのかな?

77 :山崎渉:03/01/11 09:31
(^^)

78 :名無氏物語:03/01/31 11:33
田辺聖子のものや、橋本治のものは、優れた文学作品だと思いますが、源氏物語の現代語訳という
範疇には入らないと思います。

文学者が訳したもので、いわゆる「現代語訳」といえるものは、

谷崎
与謝野
円地
瀬戸内

というところでしょうか。

文学好き素人の私見ですが、以下におおざっぱな感想を書いて見ます。

79 :名無氏物語:03/01/31 11:45
谷崎訳は、原文の、というか古文独特の「まどろっこしい」言い回しが
一番的確に出ていると思います。
文章がしつこいし、あいまい表現の多様さは流石です。
また、谷崎がそういう人だったので^^; 猟奇的なところ、怪奇なところ(生霊の描写とか)
サドマゾ趣味のところなど、ぞくぞくするような訳文です。

与謝野訳は、谷崎と対照的に文章が簡潔で、とても読みやすい。訳しにくいところ、現代人に
わかりにくいと思われるところは、大胆にとばして訳しています。
訳されたのは、かなり昔なのですが、現代の人が読んでも 簡潔さゆえ、頭に入りやすいと
思います。
また、女君たちの個性の描写も「力強さ」「しなやかさ」が強調されているような
気がするのは 私だけでしょうか。ここに、与謝野晶子自身が投影されている
ような気も致します。

円地訳は、文章については、谷崎と与謝野の中間くらいの簡潔度です。とても丁寧な文章で、
全体に 優しく 女らしい雰囲気です。今はわかりませんが、私が読んだ
ときは、薄紫の美しい布張りの装丁で、それもしとやかな感じがしたものです。
六条の御息所の悪霊の描写などは、おどろおどろしさというより、彼女の苦悩が
強調されており、ある意味でとても 「現代の日本文学」的なところがあります。

瀬戸内訳は、前3訳に比べて、訳者の個性が強烈に出ていますし、本人もそのために
訳したようなところがあります。
女君たちの個性も、瀬戸内流の解釈が大胆に入っており、訳者の好き嫌いが
はっきりわかります。
文章は現代的で、情熱的。全体に「女の情念」が強調されています。
気の弱い人は ちょと疲れるかも。

80 :名無氏物語:03/01/31 12:49
円地訳が一番読みやすくて良かったけど、
ちょっと余計な付け足しが多いよね。

81 :名無氏物語:03/01/31 18:18
田辺訳や橋本訳は、
「源氏物語から想を得た創作」
と本人たちも言っているので、
そのまま現代語訳というよりも、
支流であるという感じでしょうか。

もちろんどちらもすごく読みやすいです。
田辺訳は初心者におすすめだし、
橋本訳は源氏の私小説という形をとって、
だいぶ若い人にも読みやすい文体だと思いますよ。

82 :CC名無したん:03/01/31 21:55
>>75
(;´Д`)ハァハァ

83 :名無氏物語:03/02/02 01:29
>>52
江川達也のマンガ


84 :江川達也:03/02/02 04:06
江川達也の翻訳って、専門家からみて実際どうよ?
忌憚のないところを語ってくれ。

85 :山崎渉:03/03/13 13:05
(^^)

86 :山崎渉:03/04/17 09:34
(^^)

87 :山崎渉:03/04/20 04:42
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

88 :山崎渉:03/05/21 22:21
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

89 :山崎渉:03/05/28 15:09
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

90 :名無氏物語:03/06/01 16:50
もう2年も前だけど、
>>24さん、ありがとうございます。
源氏物語を読んでみようと思ったのですが、
現代語訳は瀬戸内訳があるくらいしか知らなかったので、
とても参考になりました。
まずは円地訳を読んでみようと思います。

91 :名無氏物語:03/06/27 15:01
>>76
亀レスですが・・・

「貴方さま」は誰かという解釈ですよね。

源氏だとする説の方をよく見かけるのですが(白露の光=光る君)
私は頭中将と考えた方がしっくりると思うので、個人的にはそちらを推奨。
「夕顔は頭中将だと思って声をかけたけれど、じつは源氏だった」
の方が「夕顔が源氏を誘った」とするよりも合点がいく。


92 :90:03/07/14 04:22
と、思ったのですが、円地訳が図書館になかったので、
小学館の日本古典文学全集の源氏物語を読みました。

自分の年齢のせいでしょうか。
とても虚しいお話だと思いました。

93 :山崎 渉:03/07/15 12:31

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

94 :名無氏物語:03/10/15 01:32
同じく24さんありがとう。
小5であさきを読み、古典は嫌いだったけど、
10代の頃は田辺聖子や寂聴さんの女人を夢中で読んでました。
なぜか与謝野晶子は駄目だった。恋愛小説的なのが良かったんでしょう。
20代後半に橋本訳をおおお、ふーん、へええという感じで読みました。
自分の年や立場でも随分印象が違うでしょうね。
30代、もう一度読み直すか。
誰訳にするか、いい参考になります。
っていうか自分でもパラパラ探ってみよう。

95 :名無氏物語:03/11/18 03:38
与謝野訳の方(昭和35年発行)は俳句の訳がないのでちょっと分りにくいですね。
それに字が小さい。
そこへいくと
瀬戸内訳の方は俳句の一句一句に注釈が入っているので分りやすいです。
まんが日本の古典もまんがで源氏物語が紹介されているのですが、
こちらは源氏が氏ぬ章、「幻」で終ってしまうので残念です。

メルマガで今注目して面白いのは
「源氏物語1日1あらすじ1つっこみ」ですね。
こちらは読んでいてなかなか共感させられる事が多いです。



96 :山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/11/18 11:39
>俳句
俳句?と一応言ってみる。

97 :名無氏物語:03/11/19 03:27
俳句といえば
柳亭種彦の「偽紫田舎源氏」では
光氏たちがかわすのは俳句だったyp w

98 :気付き@幸せ掴む:03/11/19 18:01
人は日々の慌ただしい生活に追われていると、知らぬ間に自分の思考が不安定になりがちです。
人は世間体、欲望や嫉妬、金品や物事などに執着すると心は迷い生き方や判断を見誤ります。
多くの人は無意識の内に様々な問題を無造作に受け止めている為に事象を深く考えずに対処し処理し
ているから、物事が順調に進んでいたり、些細な問題の内は見過ごして何とも思わないものです。
様々な事象に対する観方から正しく分析して判断するという基準が確りしていないと、大切な人生の
進むべき道を「見誤る」わけです。「何か変だ」と気づいた時には大事になっていて遅いものです。
より良く幸せに生きるには、日頃から諸聖人の共通した教えに基づく真理(倫理)を参考にされて正し
く有益な人生観を学び、正しい思想や思考を身に付けて自己を高める心掛けも大切な事柄です。
この件に関する出典の説明があるHP↓に注目。参考にしよう。危機が近し心して暮らそう。
ttp://www.d7.dion.ne.jp/~tohmatsu/

99 :名無氏物語:03/11/19 20:30
99

100 :名無氏物語:03/11/19 20:31
100ゲット!

101 :名無氏物語:03/11/21 03:25
ちょい質問なんですが、
中央公論社の「まんが日本の古典」の源氏物語(上)を読むと、
花散里の章に
「テッペンカケタカ」と鳴いている鳥が登場します。
現代語訳を読んでも何の鳥が鳴いているのか分りません。
いったい何の鳥が鳴いているのでしょうか。
花散里の章は短いのですがそればかり気になって仕方ありません。


余談ですが。。
Duran Duran の New Moon On Mondayを聴いていると、
サビ部分のメロディーで「テッペンカケタカ」と聞こえる部分があります。
これはこれで面白いと思います。

102 :101:03/11/21 17:27
分りました。
ホトトギスでした。



103 :まる:03/12/07 18:58
『日本が誇るラブロマンがマンガより楽しく読める・源氏物語が面白いほどわかる本』
出口 ひろし (中経出版) を勧める。
あらすじ風に書いてある。全体像をつかみにはこれが一番いいと思う。

104 :名無氏物語:03/12/07 20:44
出口ひろしって最初はただの馬鹿だと思っていたけど、
よくよく本読んでみると、ちゃんと売れている先生だけある
って感じだった。

105 :名無氏物語:03/12/07 21:03
【タトゥー語録 全板にコピペ推奨】
タトゥーがデンマークのラジオ局のインタビューで日本での騒動について訊ねられて
 「日本は物ばかりが進化していて人間は成長が止まってるのよ。」
 「うん。ステレオタイプの人間が多いのは確かね。」
 「番組の途中で帰ったくらいで騒いでるのよ。笑っちゃうでしょ?」
 「プライベートで日本へ行きたいか?答えはNO!よ。」
あと有名なインタビューで
「日本人は不細工ばかり(ぷぷぷ・・・)」とコメントしてましたね。この話はかなり話題になりました。
ロシアのラジオ局
「日本はどうでしたか?」
「街にはゴミが沢山落ちてて汚かったわ」
「日本人はなんか動物っぽくて嫌ね」
「全員同じメガネを掛けて、同じファッションでダサい。それに臭いから好きじゃないわ」
イギリスの雑誌
日本の印象について
「先進国と思って期待していったらがっかりね、街に歩く人は全員無表情で
気持ち悪い」
「日本人って歯並び悪いし背も小さいし、かっこいい人が全然いないわ 
環境(空気)が悪いせいかしら 笑」
アメリカのラジオ
日本にこないだ行きましたね
「行きたくて行ったんじゃないわよ 」
「騒動って言うけど、あんな下手糞な子供じみた歌番組出れないわ」
「私たちは一流よ!日本人の2流3流の素人歌手と一緒にされるのが間違いよ」
日本での騒動について
「あの人達って、工業製品で小型化得意でしょ、だから心も体も小型化してるのよ」
「だって、みんな唾を飛ばしながら、同じ非難しか言えないでしょ 知能の無いロボットみたい」

106 :名無氏物語:03/12/08 02:04
古本屋に逝ったら
谷崎潤一郎現代語訳の源氏物語が5巻セットで売られていた。
値段の表示が無かったので店員に「これいくらですか?」と訊ねたところ、
「1000円です」って答えが返ってきた。
衝動的に買ってしまったんだけど、
今源氏物語、与謝野晶子現代語訳読んでる途中なんだよね。
ヤフオクに出品してみようかな。
いや、与謝野晶子訳(昭和26年印刷)の方がいいか…


107 :名無氏物語:03/12/08 02:16
>>106
それは羨ましい。欲しいなぁ。
与謝野晶子訳は出版社によって本文の改竄が酷いらしいですが……
金尾文淵堂『新新訳源氏物語』が欲しいですねぇ。

108 :106:03/12/08 02:53
>>107
間違えた。スマソ。

与謝野晶子現代語訳の方は、
昭和35年7月1日初版印刷
昭和35年7月5日初版発行
定価290円

発行所
河出書房新社


とあるがどうよ?


109 :名無氏物語:03/12/08 03:58
>>108
スマソ。改竄があるといっても実際に自分で確認はしてないのです。
一応角川文庫版で改竄されているという箇所は見たのですが。。。
歴史的仮名遣いから現代仮名遣いに改められた時に
随分細かい所が変わったらしいのですが。

河出書房新社で昭和35年に発行したのがあったんですね。
最近(といっても昭和63年ですが)のしか知らなかったです。

110 :名無氏物語:03/12/08 08:53
警察

111 :名無氏物語:03/12/08 08:54
111ゲット!

112 :名無氏物語:03/12/22 09:20
で?

113 :名無氏物語:03/12/22 09:28
>>112
「で?」は中身のない人間には禁句ですよ。大抵逆ギレされる。

114 :名無氏物語:03/12/22 21:02
別に114(いいよ)w

115 :名無氏物語:03/12/28 08:30

今夜の実況は こちらで

千年の恋 ひかる源氏物語
http://live5.2ch.net/test/read.cgi/liveanb/1072561195/

116 :名無氏物語:03/12/29 02:37
見られなかった・・
いと鬱なり…

117 :名無氏物語:03/12/29 07:33
時報

118 :名無氏物語:03/12/29 12:11
千年の恋は色んな意味で凄かったなw

119 :強姦マンセー!:03/12/29 22:29
まぁ、小学館の新全集の現代語訳を嫁!
漏れみたいな池沼でも理解できた(つもり)だから、オススメ。


120 :名無氏物語:03/12/29 22:43
宝塚みたいでキモかった

121 :名無氏物語:04/01/01 03:06
このスレを見ているであろう女性の方々にお聞きしたいのですが、
現代女性とセクゥスしたい時に、
「あなた様との縁はきっと前世のお導きなのでしょう…」と言ったら
やはり現代女性は引きますかね?

どうでしょう?

122 :名無氏物語:04/01/02 08:14
>>121
何この人 って思います…

123 :名無氏物語:04/01/05 12:51
今だ!セクースしながら123ゲットォ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ∧∧
       (゚Д゚ )           (´´
アアン !  ∧∧⊂  ヽ/       (´⌒(´
   ⊂(>o<*⌒ `つ つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
      し' ̄ ̄   (´⌒(´⌒;;
            ズザーーーーーッ

  ドッコイショ・・・・・・・・・
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄     (´´;;
     ∧∧∧∧        (´;;
  〃 (>_<*)Д-)
 〃 ⊂(。(。 つと| グィッ
   〃  > y ) /〜))
      .し'し' U


何見てるんだゴルァ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄
  パ  ∧∧ ∧∧  パ
  ン (n。n*)゚Д゚)  ン
     (.ノ(し⊂ニノ ))
ミナイデェ > y ) /≡〜
     .し'し' U


124 :名無氏物語:04/04/02 18:30
源氏は名訳に恵まれてるなぁ。
まだまだ現代語訳しても価値がある作品はゴロゴロしてそうだが、
なんで他のは学術系翻訳ばっかりなんだろ。

少なくとも「平家」あたりは名文で現代によみがえってほしいが。

125 :名無氏物語:04/04/11 01:49
>>103-104
自分はあれで源氏にハマったクチです。
ただ、匂宮三帖と宇治十帖が簡単なあらすじだけだったのが残念。
最後まで解説を書いて欲しかった。



126 :名無氏物語:04/05/17 06:03
平家は訳すとあの調子の良さが氏んでしまうからなあ。
訳そうと思うヤシが少ないのも仕方がないかと。

もちろん、商業的な理由も大きいけどネ

127 : :04/07/01 17:03


128 :名無氏物語:04/07/10 13:12
角川ビギナーズクラシックとかいうのはどうですか?

129 :名無氏物語:04/07/10 21:47
age

130 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 15:02
源氏からみる後宮生活ってどんなんだろ?
人によって解釈あるよな。冷たいところだったのかな・・・?

131 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 19:14
瀬戸内じゃくちょう

132 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 19:15
おおお

133 :選挙に行ってきたぞ:04/07/11 20:47
小泉吉宏の「まろ、ん?」が好き。
源氏物語を4コマ/1帖でまとめようという強引さが良い。

あと、昔「週刊光源氏」っていう本があったんだけど、
最近見なくなりました。絶版かな?
誰か持ってまつか?

134 :名無氏物語:04/07/11 21:08
googleとかで以下のキーワードで検索すべし。

週刊光源氏 オウム


135 :選挙に行ってきたぞ:04/07/12 08:57
>>134
なるほどよくわかりました。ありがとうございます。
ぜんぜん知らなかったっすよ。(世情に疎すぎ)

内容は面白かったんだけどな。
誰かに貸したきり、行方不明なのですが、
諦めます。

136 :名無氏物語:04/07/29 15:27
源氏age

137 :名無氏物語:04/07/31 18:23
禿げ上がるほど亀レスだけど49さんありがとう。
図書館に逝って小学館の新日本古典文学全集を借りてきました。


 
どうでもいい話だけど、ところどころ鉛筆書きのメモや波線マークが
こらこら、図書館の本に落書きすな!ヽ(`Д´)ノ

138 :名無氏物語:04/07/31 20:08
ほとんど全部に傍線してある「ダメな受験生型」は困るが、
図書館の本の落書はこの上ない財産である場合があるぞ。

139 :名無氏物語:04/08/06 12:36
100位のスレッドにカキコ!

140 :名無氏物語:04/08/06 12:36
140

141 :名無氏物語:04/08/06 12:44
源氏age

142 :名無氏物語:04/08/16 16:14
100位のスレッドにカキコ!

143 :名無氏物語:04/08/16 16:18
源氏age

144 :名無氏物語:04/08/21 15:25
100位のスレッドにカキコ!

145 :名無氏物語:04/08/21 15:28
源氏age                         

146 :名無氏物語:04/08/22 20:25
>>121
歌の一つでも添えてあげれば風流な方と御思われ。

147 :あげ:04/08/29 21:22
あげ

148 :名無氏物語:04/08/30 22:27 ID:f0RX/UEY
源氏は元々、朗読をみんなで楽しむ様に書かれたらしいね。
谷崎訳が音読すると一番楽しめると思うけど。
何故、主語が省略されているのかといえば、浄瑠璃のように
巧みに音色を変えることで表現したからだそうな。

149 :名無氏物語:04/08/30 23:15 ID:LlMuBYIr
>148
『現代京ことば訳 源氏物語』はいかが?

150 :名無氏物語:04/08/30 23:25 ID:ro9DMTSF
あの内容を朗読して楽しむというのは、
現代で考えてもかなりオトナの世界だなあ。

そういえば、源氏を全部朗読した過激なCDとかあったね

151 :名無氏物語:04/09/04 21:06 ID:HrYp8Yaw
古書店を回ってきた。
円地訳って3巻しかなかったけど、それでジェンブ?

152 :名無氏物語:04/09/05 23:50 ID:YVQScubY

>>151
新潮文庫版ならば、全五巻です。

153 :名無氏物語:04/09/06 10:21 ID:07JItuXq
>>148
玉上の音読論に影響されすぎ。

154 :名無氏物語:04/09/14 09:31:16 ID:8VNuutzx
100位のスレッドにカキコ!

155 :名無氏物語:04/09/16 16:20:42 ID:XyEMsFrB
源氏age

156 :名無氏物語:04/09/27 09:37:02 ID:1uMbzB90
100位のスレッドにカキコ!

157 :名無氏物語:04/09/27 10:12:46 ID:1uMbzB90
源氏age

158 :名無氏物語:04/10/12 18:22:10 ID:DF4kdHwO
100位のスレッドにカキコ!       

159 :名無氏物語:04/10/12 18:46:28 ID:4I5/E7m3
源氏age  

160 :名無氏物語:04/10/12 18:51:03 ID:v/+nVat1
160

161 :名無氏物語:04/10/23 09:47:53 ID:dvyT6vk7
やっぱ、円地文子様の現代語訳が一番趣きがあって読みやすく美しい。

162 :名無氏物語:04/10/25 16:50:38 ID:5GBGEq/L
100位のスレッドにカキコ!   

163 :名無氏物語:04/10/25 17:45:57 ID:l/n2GbRL
源氏age

164 :名無氏物語:04/11/02 16:16:31 ID:WMaMtrY7
100位のスレッドにカキコ!     

165 :名無氏物語:04/11/02 16:32:22 ID:nUyBifYx
源氏age   

166 :名無氏物語:04/11/18 10:09:48 ID:2rD65me3
   

167 :名無氏物語:04/11/18 10:17:39 ID:k7DiQ0jD
・・・・・  

168 :名無氏物語:04/11/26 08:46:44 ID:Y0snwU4y
100位のスレッドにカキコ!  

169 :名無氏物語:04/11/27 09:13:42 ID:ky03IbBY
源氏age  

170 :名無氏物語:04/11/27 23:48:47 ID:6AEOvACp
170     

171 :名無氏物語:04/12/02 17:03:44 ID:K0G/mKpA
100位のスレッドにカキコ!  

172 :名無氏物語:04/12/02 17:09:54 ID:c+YO8DLn
源氏age  

173 :名無氏物語:04/12/13 19:03:43 ID:og/uc0+a
100位のスレッドにカキコ!   

174 :名無氏物語:04/12/13 19:13:38 ID:ECVRh5Vp
源氏age

175 :名無氏物語:04/12/13 19:23:55 ID:jJvZbhiD
175R

176 :名無氏物語:04/12/20 18:10:23 ID:hhLfBhPc
100位のスレッドにカキコ!      

177 :名無氏物語:04/12/20 18:11:16 ID:hhLfBhPc
天気予報

178 :名無氏物語:04/12/20 18:11:41 ID:hhLfBhPc
因幡

179 :名無氏物語:04/12/23 09:05:06 ID:8PCKZXsS
源氏age  

180 :名無氏物語:04/12/23 09:05:32 ID:8PCKZXsS
三度目の還暦!

181 :名無氏物語:04/12/24 13:45:21 ID:USnS2blD


182 :リバティ ◆dXgNZ2yJ32 :04/12/24 15:29:48 ID:7HW3D4dT
あ、よく思い出したらオレ、谷崎源氏読んで、5ページで投げ出してた。

183 :名無氏物語:05/01/04 11:55:13 ID:XzIQtoKL
100位のスレッドにカキコ!   

184 :名無氏物語:05/01/04 11:55:37 ID:XzIQtoKL


185 :名無氏物語:05/01/04 12:09:16 ID:1WhTT0w+
源氏age                              

186 :名無氏物語:05/01/13 09:16:35 ID:qXvzlUDR
100位のスレッドにカキコ!   

187 :名無氏物語:05/01/13 16:23:10 ID:HRhfD3bq
岩魚

188 :名無氏物語:05/01/13 16:51:41 ID:IlmMkZBR
源氏age  

189 :名無氏物語:05/01/25 13:52:28 ID:qZyICCLa
>>124
橋本治の双調平家や、杉本圭三郎の平家訳がありますが…やっぱりあまり知られてないのか…

190 :名無氏物語:05/01/25 17:39:25 ID:UBgo7hZj
190

191 : ◆0636798616 :05/01/28 10:42:09 ID:uRMjgaHl
円地訳は読みにくい。悪戦苦闘注。

192 :名無氏物語:05/02/05 07:07:48 ID:NFS1bgIp
100位のスレッドにカキコ!  

193 :名無氏物語:05/02/05 07:17:17 ID:NFS1bgIp
源氏age

194 :名無氏物語:05/02/10 16:42:23 ID:iDwoa8O3
100位のスレッドにカキコ! 

195 :名無氏物語:05/02/10 16:57:12 ID:njC57k4K
源氏age

196 :名無氏物語:05/02/17 15:40:59 ID:itxgRVxp
100位のスレッドにカキコ!   

197 :名無氏物語:05/02/17 15:57:24 ID:vw5vOidP
源氏age

198 :名無氏物語:05/02/27 09:06:03 ID:nJ3P2FMr
100位のスレッドにカキコ!    

199 :名無氏物語:05/02/27 17:28:49 ID:d9vz17bg
199

200 :名無氏物語:05/02/27 17:29:20 ID:d9vz17bg
200 

201 :名無氏物語:05/03/09 18:31:35 ID:ap69rDXn
age

202 :名無氏物語:2005/03/24(木) 13:41:17 ID:1sDprniK
100位のスレッドにカキコ!

203 :名無氏物語:2005/04/12(火) 18:28:54 ID:mXD90GJM
携帯から失礼します…
源氏物語の現代語訳が欲しいのですが、こなぃだ家のパソコンが潰れてネットができなくなっちゃいました↓↓
申し訳なぃのですが
>>9のサイトhttp://www.sainet.or.jp/~eshibuya/から
「桐壷(第一帖)光源氏の生誕」いづれの御時にか〜その恨みましてやらむ方なし。
までの現代語訳をコピペしてぃただけませんか?
ほんっとーッに ぉ願いしますっm(_ _)m

204 :名無氏物語:2005/04/12(火) 22:22:14 ID:gIkB0/86
独自解釈が多いけど円地源氏がやっぱ読みやすい。

205 :203:2005/04/13(水) 18:59:20 ID:wjeGbJV/
どなたか…お願ぃします…。

206 :名無氏物語:2005/04/14(木) 16:40:34 ID:c2RUBsf/
どの帝の御代であったか、女御や更衣が大勢お仕えなさっていたなかに、たいして高貴な身分ではない方で、きわだって御寵愛をあつめていらっしゃる方があった。



207 :名無氏物語:2005/04/14(木) 16:41:41 ID:c2RUBsf/
最初から自分こそはと気位い高くいらっしゃった女御方は、不愉快な者だと見くだしたり嫉んだりなさる。
同じ程度の更衣や、その方より下の更衣たちは、いっそう心穏やかでない。
朝晩のお側仕えにつけても、他の妃方の気持ちを不愉快ばかりにさせ、
嫉妬を受けることが積もり積もったせいであろうか、
とても病気がちになってゆき、何となく心細げに里に下がっていることが多いのを、
ますますこの上なく不憫な方とおぼし召されて、誰の非難に対してもおさし控えあそばすことがおできになれず、
後世の語り草にもなってしまいそうなお扱いぶりである。



208 :名無氏物語:2005/04/14(木) 16:42:37 ID:c2RUBsf/
上達部や殿上人なども、人ごとながら目をそらしそらしして、「とても眩しいほどの御寵愛である。
唐国でも、このようなことが原因となって、国も乱れ、悪くなったのだ」と、しだいに国中でも困ったことの、
人々のもてあましの種となって、楊貴妃の例までも引き合いに出されそうになってゆくので、
たいそういたたまれないことが数多くなっていくが、もったいない御愛情の類のないのを頼みとして、
宮仕え生活をしていらっしゃる。

209 :名無氏物語:2005/04/14(木) 16:43:11 ID:c2RUBsf/
父親の大納言は亡くなって、母親の北の方が古い家柄の人の教養ある人なので、
両親とも揃っていて、今現在の世間の評判が勢い盛んな方々にもたいしてひけをとらず、
どのような事柄の儀式にも対処なさっていたが、これといったしっかりとした後見人がいないので、
こと改まった儀式の行われるときには、やはり頼りとする人がなく心細い様子である。



210 :名無氏物語:2005/04/14(木) 16:44:06 ID:c2RUBsf/
[第二段 御子誕生(一歳)]
 前世でも御宿縁が深かったのであろうか、この世にまたとなく美しい玉のような男の御子までがお生まれになった。
早く早くとじれったくおぼし召されて、急いで参内させて御覧あそばすと、たぐい稀な嬰児のお顔だちである。
第一皇子は、右大臣の娘の女御がお生みになった方なので、後見がしっかりしていて、
正真正銘の皇太子になられる君だと、世間でも大切にお扱い申し上げるが、
この御子の輝く美しさにはお並びになりようもなかったので、一通りの大切なお気持ちであって、
この若君の方を、自分の思いのままにおかわいがりあそばされることはこの上ない。




211 :名無氏物語:2005/04/14(木) 16:45:01 ID:c2RUBsf/
最初から女房並みの帝のお側用をお勤めなさらねばならない身分ではなかった。
評判もとても高く、上流人の風格があったが、むやみにお側近くにお召しあそばされ過ぎて、
しかるべき管弦の御遊の折々や、どのような催事でも雅趣ある催しがあるたびごとに、
まっさきに参上させなさる。ある時にはお寝過ごしなされて、そのまま伺候させておきなさるなど、
むやみに御前から離さずに御待遇あそばされたうちに、自然と身分の低い女房のようにも見えたが、
この御子がお生まれになって後は、たいそう格別にお考えおきあそばされるようになっていたので、
「東宮坊にも、ひょっとすると、この御子がおなりになるかもしれない」と、第一皇子の母女御はお疑いになっていた。
誰よりも先に御入内なされて、大切にお考えあそばされることは一通りでなく、
皇女たちなども生まれていらっしゃるので、この御方の御諌めだけは、
さすがにやはりうるさいことだが無視できないことだと、お思い申し上げあそばされるのであった。



212 :名無氏物語:2005/04/14(木) 16:45:55 ID:c2RUBsf/
もったいない御庇護をお頼り申してはいるものの、軽蔑したり落度を探したりなさる方々は多く、
ご自身はか弱く何となく頼りない状態で、なまじ御寵愛を得たばっかりにしなくてもよい物思いをなさる。
お局は桐壺である。おおぜいのお妃方の前をお素通りあそばされて、そのひっきりなしのお素通りあそばしに、
お妃方がお気をもめ尽くしになるのも、なるほどごもっともであると見えた。参上なさるにつけても、
あまり度重なる時々には、打橋や、渡殿のあちこちの通路に、けしからぬことをたびたびして、
送り迎えの女房の着物の裾が、がまんできないような、とんでもないことがある。
またある時には、どうしても通らなければならない馬道の戸を鎖して閉じ籠め、
こちら側とあちら側とで示し合わせて、進むも退くもならないように困らせなさることも多かった。
何かにつけて数知れないほど辛いことばかりが増えていくので、たいそうひどく思い悩んでいるのを、
ますますお気の毒におぼし召されて、後凉殿に以前から伺候していらっしゃった更衣の部屋を他に移させなさって、
上局として御下賜あそばす。その方の恨みはなおいっそうに晴らしようがない。



213 :名無氏物語:2005/04/14(木) 22:31:40 ID:SUF6eHxZ
>>206->>212
ほんとーっに、ほんとぉーっに、ありがとぅござぃましたっ!!

214 :名無氏物語:2005/04/14(木) 23:36:00 ID:M647XLNm
訳ねぇ、凄い凄い、お幸せに。長生きしてね。


215 :源氏的式部的:2005/04/15(金) 06:36:25 ID:USjX8wTU
存在論的郵便的論理的合理的理知的体系的抽象的文化的芸術的貴族主義的
理念的客観的本質的普遍的論旨明快頭脳明晰理路整然高尚卓越理論的散文的
分析的審美的批判的構造的知性技巧婉曲的平衡感覚聡明教授風言論絶妙正確
精密的確要領規則厳守常識的社交的用意周到科学的幾何学的哲学的物理的
古典的国際的美的平穏冷静沈着上品自由闊達美辞麗句象徴的支配技巧的優雅
華麗余裕超然的洗練適応能力自己制御調和的都会的上流志向温和流暢民主的
形式的実質的緻密定型的絢爛清潔詩的専門的独創的天才的西欧的仏蘭西的
巴里的批評空間的浅田彰的柄谷行人的東浩紀的小林康夫的蓮実重彦的宮台
真司的表象文化論的哲学的法学的漢文的中国的司馬遷史記的文学




216 :名無氏物語:2005/05/01(日) 17:23:01 ID:wJbv/H4m
煩悩の二倍

217 :名無氏物語:2005/05/16(月) 22:02:32 ID:JgLmLwSG
円地訳がとりあえず決定版ということで。

218 :名無氏物語:2005/06/13(月) 10:29:39 ID:beUBNwRc
源氏age

219 :名無氏物語:2005/06/13(月) 22:16:54 ID:XH7SjGxu
161 :悠:2005/06/12(日) 23:55:54
いいんだ 俺は偽悠だから。
ファハハハハ では5級愚民どもに俺様の高尚な話を聞かせてやろう。
と思ったが やめておく。
・・・
いや やっぱり 多少 やっておく。
俺はコミュニケーション能力はふんだんにあるとはいえないかもしれないが、
コミュニケーション能力検定3級レベルだ。5級愚民と一緒にしないで
もらいたい。最近は、俺も、ささやかな幸せを持ててきたので、
もっと幸せになりたい。素敵な子からいろいろ優しくされたりしたら、
もう有頂天だ。100倍にして返してやりたい。恋愛検定は8級に
落ちてしまったので、次は9級にチャレンジだ。ガハハハ
悠には悠なりの幸せがあるのだ。生暖かく見守れ!

162 :悠:2005/06/13(月) 10:16:26
今日もバブル懸念相場が続いている。
この株高で年内のバブル景気は確定した。
株高の影響で仮に半年後に暴落していても、景気だけは半年先もバブルのままだ。
このバブル景気では働く必要は全くない。
誰でも糞会社程度なら就職は出来る時代だ。

昨日の難しい日商簿記検定の合格者が多くなると言う思惑から、今後TACでの受講生が
増えると言う事で今日も引き続きTAC株が暴騰している。
http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/mn_schart.html?qt=4319&search=1

確かに、簿記検定の難易度が改正されれば、新たに簿記を勉強する者が増えて来る。
そうなれば、TACも儲かるのは当たり前だ。
今日は550円しか儲からなかった・・・。


220 :名無氏物語:2005/06/13(月) 22:17:08 ID:XH7SjGxu
161 :悠:2005/06/12(日) 23:55:54
いいんだ 俺は偽悠だから。
ファハハハハ では5級愚民どもに俺様の高尚な話を聞かせてやろう。
と思ったが やめておく。
・・・
いや やっぱり 多少 やっておく。
俺はコミュニケーション能力はふんだんにあるとはいえないかもしれないが、
コミュニケーション能力検定3級レベルだ。5級愚民と一緒にしないで
もらいたい。最近は、俺も、ささやかな幸せを持ててきたので、
もっと幸せになりたい。素敵な子からいろいろ優しくされたりしたら、
もう有頂天だ。100倍にして返してやりたい。恋愛検定は8級に
落ちてしまったので、次は9級にチャレンジだ。ガハハハ
悠には悠なりの幸せがあるのだ。生暖かく見守れ!

162 :悠:2005/06/13(月) 10:16:26
今日もバブル懸念相場が続いている。
この株高で年内のバブル景気は確定した。
株高の影響で仮に半年後に暴落していても、景気だけは半年先もバブルのままだ。
このバブル景気では働く必要は全くない。
誰でも糞会社程度なら就職は出来る時代だ。

昨日の難しい日商簿記検定の合格者が多くなると言う思惑から、今後TACでの受講生が
増えると言う事で今日も引き続きTAC株が暴騰している。
http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/mn_schart.html?qt=4319&search=1

確かに、簿記検定の難易度が改正されれば、新たに簿記を勉強する者が増えて来る。
そうなれば、TACも儲かるのは当たり前だ。
今日は550円しか儲からなかった・・・。


221 :名無氏物語:2005/06/16(木) 18:25:07 ID:c3x2RpHK
源氏age                                  

222 :名無氏物語:2005/06/16(木) 18:27:59 ID:baM4FF4s
222げっと

223 :名無氏物語:2005/06/16(木) 18:28:15 ID:baM4FF4s
残り777げっと

224 :名無氏物語:2005/06/17(金) 18:31:10 ID:HRuy6iEI
現時物語の鑑賞では、丸谷才一と大野晋共著「光る源氏の物語」
が最高。この場面でセックスがあったかなかったにも徹底的に
こだわり、男女の情愛の細かい解釈論争は見事というほかない。
文芸春秋社

225 :鳥辺野の煙:2005/06/22(水) 21:45:46 ID:QSb7a5uM
>224さん

「実事のありやなしや」ってのですね。
そんな見方もあるんだな〜という感じで読みましたが、買って読むほどでは
なかったな〜。
・・・って、買って読んだんですが・・・。

226 :名無氏物語:2005/06/23(木) 12:13:13 ID:qaH5shy8
226事件

227 :名無氏物語:2005/07/03(日) 19:38:18 ID:7h7ZMU9D
100位のスレッドにカキコ!

228 :名無氏物語:2005/07/04(月) 18:06:27 ID:LBpFt2wy
age

229 :名無氏物語:2005/07/04(月) 19:30:06 ID:SLFmS0wA
sage

230 :名無氏物語:2005/07/05(火) 09:10:09 ID:cateDlMh
230

231 :名無氏物語:2005/07/10(日) 20:14:28 ID:uTFGA2vu
「まろ、ん?―大掴源氏物語」 小泉 吉宏 著
が、なかなか良かった。


232 :名無氏物語:2005/07/16(土) 19:24:35 ID:bIJtODRG
100位のスレッドにカキコ!

233 :名無氏物語:2005/08/03(水) 11:25:53 ID:9c2nY94g
200位のスレッドにカキコ! 

234 :名無氏物語:2005/08/06(土) 01:34:18 ID:Te3gK37g
江川達也の漫画の訳が意外と良い

235 :名無氏物語:2005/08/10(水) 16:53:33 ID:GSKmGL9h
100位のスレッドにカキコ! 

236 :名無氏物語:2005/08/22(月) 16:09:57 ID:m5W79EVY
源氏age                                         

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