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イスラーム史総合スレ

1 :世界@名無史さん:01/12/09 18:40
イスラーム史に興味のあるみなさん、
ここで大いにイスラーム史について語りましょう。
時代、地域は問いません。
とりあえず私から質問です。
みなさんの好きなイスラーム王朝は?

929 :世界@名無史さん:2005/07/29(金) 21:52:54 0
>>928
アトスで修道士たちが顎と髭を胸につけ、臍を凝視しながら
「主イエス・キリスト、神の子、罪人なる我を憐れみたまえ」
という祈りの言葉を繰り返し唱えていると、神が光となって
見えてくると主張したことがはじまり。
グレゴリオス・パラマスは神を「本質(ウーシア)」と「働き
(エネルゲイア)」に分け、人間は神の「本質」を見ることは
出来ないが、その「働き」は光として見ることが出来るとした。

930 :世界@名無史さん:2005/07/29(金) 22:00:36 0
>>927
>「イスラーム世界の商業ネットワーク」はイスラーム以前には存在しなかったのか
イスラムが中央アジアに
広がってからはそれが拡大しました
>ムスリムにならなければその恩恵を受けられない、というわけでもない
同じ宗教への帰属意識があるだけでもかなり変化があると思いますが

>なんかアッラーとか
さすがにこれは自分でも言いすぎたと思うw
私が言いたいのは非アラブ民族がアッラーの神性を理解するのには
こういう方法(神秘主義)が一番手っ取り速いということです

931 :世界@名無史さん:2005/07/29(金) 22:03:43 0
スーフィズムとシャーマニズムの共通点、てのはよく指摘されるけどな。

932 :世界@名無史さん:2005/07/29(金) 22:55:13 0
>>925
>仏教の南妙法蓮華経ってずっと唱えるのも スーフィズムと同じ
鈴木大拙が指摘してたな。鈴木はニコルソンの説明を引用してたっけ。

933 :世界@名無史さん:2005/07/29(金) 23:07:55 0
一般のイラン人やトルコ人ムスリムにとっては、
アラビア語のコーランやハディースを理解して
そこに書かれている戒律に従えという正統派のイスラムより
アッラーの御名を唱えて神と合一すればよいと説くスーフィズムのほうが
親しみがもてるものだったと思う。

934 :世界@名無史さん:2005/07/29(金) 23:48:58 0
小難しい正統派の理論も
それはそれで面白いけどね。

たしか正統派のウラマーも同時にスーフィーだったんだよな。
あとスーフィーでもないのに聖者にされてる人(シャーフィイーとか)
もいたりして中々フクザツ。

935 :世界@名無史さん:2005/07/30(土) 00:03:09 0
スーフィーの聖者の中には、狂人みたいな者もいたってマジ?


936 :世界@名無史さん:2005/07/30(土) 00:26:08 0
>>933
前どっかのスレでみたのでは
神学があまりに高度になって理論的になりすぎて一般人はは理解できないほど乖離してしまったため
その中間になる存在が生まれたみたいなこと言ってたな
キリストでいう修道院みたいに

937 :世界@名無史さん:2005/07/30(土) 22:38:50 0
>>923
>知識人やエリートだけの宗教

現代日本のキリスト教なんかまさにそんな感じだな。
ユダヤ教のパリサイ派、プロテスタントのカルヴァン派もこの流れかな。


938 :世界@名無史さん:2005/07/31(日) 19:19:43 0
>>923
スーフィズムを正統なイスラーム神学の俗化した様式とみなすなら、
スーフィズムがなかったらイスラームという信仰自体が現在のような
影響力は持ち得なかったんじゃないかなぁ。
あらゆる宗教において、高度な神学的体系化と、俗的なな慣習化は
表裏一体だし。
逆に、それができなかった宗教が淘汰されていく、ともいえる。

939 :世界@名無史さん:2005/07/31(日) 19:33:21 0
>>938
近代のプロテスタントは聖人崇敬、偶像崇拝などの要素を取り除いたけどね。
カルヴァン派のピューリタンたちは、クリスマスも聖書に根拠の無い異教の
慣習として法律で禁止した。



940 :世界@名無史さん:2005/07/31(日) 21:05:08 0
イスラームにおける神学理論の発達は、8〜10世紀頃にアッバース朝が
獲得した王権の正統性を理論化するためにギリシア系の諸学や論理学を吸収して
アッバース家を中心にしたイスラーム体制の護教運動を核にしている。

スンナ派法学諸派の派生も時期を同じくしているが、これはヒジュラも3世紀になって
預言者ムハンマドやその第一、第二世代の記憶が時代を経るごとに漠然となり当事者に都合の良い
伝承が氾濫してきた状況も重なっていたことも反映している。

もっといえば、このころにはイスラームの支配地域が中央アジア、北アフリカまで拡大した結果、
非アラブ系のムスリムの数も代をおって膨れ上がり、初期イスラーム時代にはなかった問題に多く
直面したために、一度イスラーム世界に、コーランや初期イスラーム共同体に関わる諸問題を整理し、
信仰の核とすべき「スタンダード」な規範が求められた時期だったと考えられている。

スーフィズム(タサッウフ)の初期的な展開もこの頃から始まるが、法学や神学がイスラーム共同体
全般の「規範」「理論」を論じていたことに対し、スーフィズムのコンセプトは突き詰めれば、神に
相対する一信仰者個人としての「敬虔さ」をいかに実践するかが問題になった。

9世紀ころから編纂が始まる「聖人伝」の数々に徳行や奇跡が語られるが、これらの中心となる問題は
やはり一信仰者個人としての「敬虔さ」をいかに実践して臨終し(て神の許に天国が確約され)たかが
述べられたいる。

聖人崇敬と偶像問題云々が取りざたされるようになったのはもう少し後の問題で、もともと聖人伝や
スーフィズムがコンセプトとしていたものは上記の『一信仰者個人としての「敬虔さ」』を追求する
まさに「実践道・修行道(ターリカ)」だったと見るべきだろう。
これらスーフィズムを当時隆盛していた霊魂論や神学関係と結び付けて理論化したのは、11世紀の
大学者アブー・ハミード・ガザーリーの大きな功績とされるが、これはこれでまた別の問題か?

941 :世界@名無史さん:2005/08/01(月) 12:07:00 0
スーフィーは清貧と禁欲の修行を行うけれど、こういう「神へといたるには
厳しい修行が必要だ」という考え方は、正統派の知識人とは別な意味での
エリート主義に走ってしまう恐れはないのかな?


942 :世界@名無史さん:2005/08/01(月) 18:02:57 0
>>941
というか、「聖者」ってのがまさにその道のエリート。
中央アジアのホージャ家とか、サファヴィー教団を母体としたサファヴィー家とかは
そうした聖者の家系が政治的にもエリートとなった事例。

943 :世界@名無史さん:2005/08/01(月) 18:05:56 0
>>939
ピューリタンやプロテスタントは、まったく逆の現象。
俗化したカソリックに対する、原理主義運動に他ならない。

944 :世界@名無史さん:2005/08/01(月) 22:57:48 0
>>942
ホージャ家やサファヴィー家は王権の正当性をどういうところに求めていたの?


945 :世界@名無史さん:2005/08/02(火) 00:40:02 0
流れぶった切って質問いい?

中国の文献に出てくるイスラム帝国の呼称
白衣大食(ウマイア朝)
黒衣大食(アッバース朝)

白衣と黒衣はそれぞれの王朝のシンボルカラーってのは分るんだけど…
大食(タージ)って何の音訳なのか、どんな意味なのかわかりませんでしょーか?

946 :世界@名無史さん:2005/08/02(火) 00:51:28 0
>>945
ペルシア語でアラブ人を呼んだタージーク・タージー。

947 :世界@名無史さん:2005/08/02(火) 01:05:14 0
ペルシア語からの訳だったのか。
そういえば唐代の西域語訳は、亡命者流入の件でペルシア語が主だったけ。
さっくり失念してた。

ありがd。

948 :世界@名無史さん:2005/08/02(火) 01:16:06 0
セルジューク以降トルコ人が支配者になってからの
ペルシャ語、アラビア語、トルコ語の関係はわかりにくい…

949 :世界@名無史さん:2005/08/02(火) 11:19:34 0
ttp://oak.zero.ad.jp/~zae06141/ardabir6.jpg
サファヴィー朝の祖、シャー・イスマーイールの肖像

少年の頃は「悪魔の様に美しい」と称された程の美貌だったそうな。


950 :世界@名無史さん:2005/08/02(火) 23:30:47 0
シャー・イスマーイールはキジルバシにトルコ語で語った詩の中で、
彼自身をアリー、最期のイマーム、そして神自身とまで表現している。
サファヴィー朝のシャーたちは、自分自身を「現世における神の化身」と
考えていたらしい。

951 :世界@名無史さん:2005/08/03(水) 16:03:34 0
ファーティマ朝のカリフで「アッラーたる我」とか書いてた人いませんでしたっけ。

952 :世界@名無史さん:2005/08/03(水) 18:24:33 0
>>951
アル・ハーキムかな?
彼は自分自身を「地上への9度の出現の後についにカリフの生身の身体で
顕現した神の化身」と自称したとか。

953 :若狭 ◆yqXqaUpMzk :2005/08/04(木) 00:54:01 0
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000113-yom-int
テレビ中継が無いのが残念ですねえ。

>預言者ムハンマドが信徒から臣民の誓いを受けたとの故事
これの原型は「婦人の誓い」でしたっけ。

当時のバイアは相手の手に手を重ねる形式で、現在は床にキスですよね。

954 :世界@名無史さん:2005/08/04(木) 20:55:03 0
レバノンのドゥルーズ派について語ろう。
輪廻転生など、イスラームの枠に入りきらない要素を持つ。

955 :世界@名無史さん:2005/08/05(金) 15:58:02 0
じゃ、とりあえずドゥルーズ派に関する概説をヨロ。
ついでに主要な文献リストも。

956 :世界@名無史さん:2005/08/05(金) 22:59:32 0
>945,946,947
ペルシア語でアラブのことを「タージーク」と呼んだ実例ってないんじゃないか?
近世ペルシア語でアラブを「ターズィー」と呼ぶのは確か。
近世ペルシア語でペルシア人のことを「タージーク」と呼ぶ例があるのもまず確
実。だから、通常、「大食」は「ターズィー」の方の音写と考えたいところだけ
ど、この漢字はやっぱり、語末のk-の音を写してるくさいんで、この音写の本当の
ところは謎。
うろ覚えだが、大阪大学の森安孝夫教授がどれかの論文の中でこの問題を論じてい
た筈。

ついでになぜペルシア語でアラブのことを「ターズィー」と呼ぶのかも正確なとこ
ろはよくわかっていない。

957 :世界@名無史さん:2005/08/07(日) 23:18:36 0
イスラーム史上、オウム真理教みたいな終末思想をもとにしたカルトが
出現したことはある?

958 :世界@名無史さん:2005/08/08(月) 13:51:50 0
>>957
カルトっちゅーか、過激な分派はいくらでも派生したわな。
んで、そーいう連中は大概、終末思想やら救世主マンセーなわけだ。

なわけで、答えは「ある」だな。

959 :世界@名無史さん:2005/08/08(月) 16:01:47 0
>過激な分派

ハワーリジュ派やカルマト派?

960 :世界@名無史さん:2005/08/09(火) 00:52:04 0
そういえば普通は「カルマト派=イスマーイール派=自称ファーティマ派」、、
ただし有名なワーシトからバハラインにかけて独立国家作って
カアバの黒石を強奪した集団は「通称カルマト派≠イスマーイール派」だってマジ?

961 :世界@名無史さん:2005/08/09(火) 21:53:22 0
カルマト派は一種の共産主義を唱えていたらしい。

962 :世界@名無史さん:2005/08/10(水) 21:37:22 0
>>959
代表的な分派っちゅうとその2派が有名じゃねぇ。
ただ、ハワーリジュ派はいわゆる終末思想とは無関係じゃなぁ。
ありゃぁまさしく原理主義じゃから。

963 :世界@名無史さん:2005/08/14(日) 21:53:41 0
終末思想だったらシーア派の神秘主義教団。

964 :世界@名無史さん:2005/08/21(日) 20:39:11 0
イスラーム圏の人間は、約束や誓約を破ってもアッラーは許される、と
考えているってマジ?

965 :世界@名無史さん:2005/08/21(日) 21:29:49 0
>>964
なんかの誤解だろう。
不可抗力ならそれこそインシャアッラーだが、
意図的に破っていいかっていうのは全然別の話だ。

966 :世界@名無史さん:2005/08/21(日) 21:30:22 0
現に中世イスラム社会は契約社会だったんだから。

967 :世界@名無史さん:2005/08/21(日) 21:49:48 0
以前、「マートブ」というタイトルの映画を見たことがある。
アメリカ人女性ベティは、イラン人の夫と娘マートブとともに
里帰りするが、夫はもうアメリカには帰らないと言い出す。
ベティは夫の家族や親戚に、アメリカに帰ることを
「コーランにかけて誓ったのよ」
というが、彼らは口々に
「アッラーは彼を許す」
という場面があった。

この映画自体がイラン人に対する偏見に満ちているのか、
それともこの男性の一族がたまたまそういうヒドイ連中だったのか…

968 :世界@名無史さん:2005/08/22(月) 15:55:37 0
>>967
原文がわからんと、なんともいえんなぁ。
字幕がおかしい可能性もあるし。

969 :世界@名無史さん:2005/08/23(火) 15:31:00 0
>>964
なんかの本でアラブ社会は契約を書かかにかわり
かなり細かいところまで習慣づけて決まってるらしい
それを傍からみて奇妙だと思うのはよくあることかも

970 :若狭 ◆yqXqaUpMzk :2005/08/25(木) 00:22:28 0
現地社会を知っているわけではないので、私も所詮本の受け売りですが。

未来は神のみの手の中にあるので、不確定な未来にたいする誓約自体人間のおごりだとか・・・
だから重要な決め事をするときは、必ずそれが破綻したときの保障を細かく定めて契約書にしておくとか。

(例)
結婚するとき、『永遠の愛』を誓ったりはしない。
離婚した場合妻が生活に困らないよう持参金を返す、またはこれこれの保障をする、という「結婚契約書」を作成する。

971 :世界@名無史さん:2005/08/25(木) 04:37:10 0
うわ、下手な契約絶対主義よりもずっと現実的だなぁ。さすが商人の宗教。

972 :世界@名無史さん:2005/08/25(木) 18:41:48 0
>>967
フィリピン人の中には、悪いことをしても「懺悔すれば許される」と
考えている人間がいるそうな。
それと似たような感覚で「アッラーは彼を許す」と言ったのかも。

973 :世界@名無史さん:2005/08/25(木) 19:43:44 0
http://www.geocities.jp/yumeututuyakata/cenci.jpg


974 :若狭 ◆yqXqaUpMzk :2005/08/25(木) 20:47:48 0
だから>>967の映画については、根拠に乏しい推論に過ぎませんがこういう解釈が成り立つのかも?

最初から騙すつもりで言ったのならともかく、気が変わるのは仕方のないこと。
夫が妻に対しより深い愛情を注ぐ、または金品を買い与えるなどで充分な償いをするのなら
「アッラーは彼を許す」


現代イラン社会でこういう訴えが出たらイスラム法学者がどういう判断を下すか、興味深いですね。
コーランにかけての誓いが守れなかったということで、神に対する謝罪として
「貧者への喜捨」
が命じられるのかも?

975 :世界@名無史さん:2005/08/26(金) 21:31:02 0
誰かが、
「キリスト教はその根本思想に性悪説をとっているのだが、イスラーム
は性善説をとっている」
と書いていたが、これは少し違うんじゃないかと思った。
キリスト教でも東方正教会は、性善説をとる。
人間は本来、性善であるのに、傾向として罪に傾きやすい、というのが
東方正教の考え方。

976 :世界@名無史さん:2005/08/27(土) 21:33:52 0
>人間は本来、性善であるのに、傾向として罪に傾きやすい
それが性悪説だろ!

977 :世界@名無史さん:2005/08/28(日) 10:11:45 0
>>976
ローマ・カトリックやプロテスタントは、アダムの原罪が全人類に「遺伝する」
という立場。
(つまり、人間は生まれながらにして罪深い存在である)
東方正教会がイエスの死で原罪は償われたとするのに対して、カトリック教会
ではイエスの贖罪だけでは償い切れないほど人間は罪深い存在だと考える。
カルヴァン派にいたっては、人間は洗礼によってさえも原罪から免れることは
ないとする。

978 :世界@名無史さん:2005/08/28(日) 19:50:35 0
片倉もとこ氏いわく、
イスラーム社会では人間は弱い存在であると捉えられ、神がその弱さを
補うためにイスラーム法を通して人々を導く性弱説の社会なのだそうな。

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