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マルクス主義の唯物史観

19 :世界@名無史さん:2005/08/27(土) 14:15:38 0
>>18 12・13です。
「ジョン・レノン」については彼の主張がよく分からないのでコメントしませんが、「カムイ伝」に関してだけひとこと。

もちろん「たかが中卒の漫画家(白土三平)の忍者漫画にマルクシズム的なものをもとめるだけムダ」と
言われればそれまでですが、いちおう一通り目を通した限りの感想を。だいぶ前に読んだだけの印象批評なので、
細かい点での誤りはご容赦を。

@ マルクスも述べているように、マルクスの図示した社会展開のモデルは「西ヨーロッパ」
(とりわけイギリス・フランス)に限定されるので、極東の日本の江戸時代を舞台にした漫画で、
マルクスのモデルはそのままあてはまると考える方が間違い。
また、先述のモデルは硬直的なものではなく、現実とモデルとの間に多少のズレは当然あるものとして
考えるべきでしょう。

A 「カムイ伝」では最終的に「日置大一揆」というカタストロフィにむけて物語が集中してゆきます。

(正助、カムイ、竜之進などの)多くの登場人物の人生を平行して描きながら、それぞれの意志では
どうにもならない事件が連なり、大一揆に突入してしまう。
とりわけ正助に顕著ですが、彼は一揆の指導者とされますが、彼自身は最後まで一揆を防ごうとしています。
それでも、一揆を防ぐことは出来ず、首謀者として手配されてしまう。
正助個人の意志ではどうにもならない社会の動きに、正助は振り回されてゆく。

またカムイも非人の身分から逃れようと忍者になるが、そこでも階級社会であり、下忍は死ぬまで下忍という
事実に直面します。そして幼時、非人から逃れて忍者になったように、今度は忍者から逃れて抜け忍となります。
カムイもまた、自分の環境に規定されて行動を取らざるを得ない。

竜之進もまた同様です。家老の子として生まれ、何不自由なく育ったのに、武家社会の陰謀に取り込まれてしまい、
武士の身分を捨てて逃亡せざるを得ない。

もし、正助が商人の子に生まれたら、カムイが武家の子に生まれたら、竜之進が百姓の子に生まれたら、
きっとそれぞれの人生は違ったものとなっていたでしょう。しかし現実は正助は農民の子、カムイは非人の子、
竜之進は武士の子として生まれ、それぞれの環境の元、与えられた人生を送らざるを得ない。

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